ModelingNote File 13 YAMAHA TA125 1973
6月10日 最終回 完成編
製作過程を12回にわたりお伝えして 完成編としていますが、スクリーンの工作が出来そうにもないのでカウリングレスとして終わりました。 マシンは本当に小さくて、あるいは計算誤りと錯覚して何度かホイルベースの長さを確認したくらいで50ccマシンとあまり大きさも変わりません。
資料を検討していくなかで、片方に水冷のワークスマシンの洗練された造形美をみて、若干躊躇はありました。しかし細かな部品つくりの段階から市販レーサー、すなわち量産車からの発展がここまで美しくなるのか、逆にこの小さなマシンにのめりこむ事が出来ました。イタ車にはない、ヤマハ独自の流麗なデザイン、想像できる高回転域での排気音、超スリムな車体、これはまるで「牛若丸」と途中から呼んでいました。元々、シートエンドのコードトロンカ風の跳ね上がりは嫌いなのですが、牛若だって、袴の後を跳ね上げていたなと妥協してしまいました。途中、工作上やむ得ず省略した部分も若干あります。むしろ十分な資料と裏付けがあるからそんな事もできました。
1966日本GPのスタートライン33番36番カワサキ、7番30番31番ヤマハ、1番スズキ
LEDLINE社 JAPAN GPRACERから転載
写真上
排気管とシートを組付け。
前回未掲載分を追加しました。
写真左
展示用スタンド、この形状が
正しいのですが、安定が悪く何度も
マシンが横転しました。
写真右
明らかに間違いですがやむ得ずガッチリしたものを再製作しました。
スイングアームで支えてますから、
塗装保護ラバーのつもりで、
黒いケント紙を貼っています。
右側の全体写真
実物はとてもコンパクトです。
詳細はクローズアップ写真の
なかでご説明します。
撮影カメラはSONYのDSCーR1、
ソニーのなかで最も大口径レンズ使用
絞りは16まで設定可能、
但しレンズ交換は出来ません。
昼間・曇天・屋外撮影・
絞りは手動14・後はオート設定です。
左側の全体写真
ホワイトバランスがどうしても上手くとれません。
何故かブルー気味になるようです。
PCモニターもSONYです。
あるいはモニターがそんな表現を
するのかも知れません。
左前方の拡大
排気管はEXポート側スプリングと
ボルトで止められています。
スプリングは黒ではありません。
着色を忘れています。
また、フエンダーの留めネジの頭が、
そのままになっています。
ここでは赤で塗りつぶすのが
ベターだったと思います。
左後方の拡大
実車のシートはのフレームに
プラスネジで取り付けられています。
シルクピンの頭を糸鋸で十字を切り込みを挑戦しましたが、無理でした。
やむ得ず頭を削り径を小さくして目立たないようにしています。
後輪シャフトは2mm真鍮パイプを加工しています。
右前方の拡大
右後方の拡大
ここでの変更箇所は排気管のハンガーの形状です。フレームに吊り下げられたボルト留めの部分が円くなって(そこまでは合っているのですが)少し「くびれ」があります。
最初は05mmプラ板でそのとおりに工作して仮付けしたのですが、
「くびれ」部分の幅1mm以下になり強度的に持ちませんでした。
1・8mm幅のままストレートに作り変えています。
さらに拡大した写真
ブレーキペタルテーパー状のパイプで構成され、先端の踏み込み部分はゴム部品が使われています。
勿論、ステップも丸いゴムが被されています。さらに折れ曲げ可能なクリッピング方式です。最初図面段階ではステップの形状など意識が少なくフレームが出来た時点で初めて気が付きました。もっと先の写真で詳細が見えます。
上面からの全体写真
冒頭コンパクトなマシンと申し上げましたが、それは製作者の思い込みかも知れません。
平面真横写真を見ますと全体的にボリューム感が増して見えるようです。
この位置で見るとサイズ的な全体が見えると思います。エンジンの幅を見ると125ccクラスでしかも2気筒なのに、そのスリムさをが一目瞭然です。タンクエンドの幅とシート幅、はみ出しているタンクレール、市販車をよくここまで量産レーサーに変貌させたか、苦心が伺えます。
上面からのアップ
実車はタンクキャップに音叉マークが
掘り込まれているアルミ製です。
先ず平板で練習しましたが、見苦しいだけの結果に終わりました。
コスモ社のGPタイプ?を加工して
使用しました。
横に伸びた角はカウリングステーです。Fフォークのキャップはアルミ棒材から6角に削りだしています。やっと苦心作のアクセルケースが顔を出しています。
後方上面から
前述のステップ部分の構造は
斜め上に折れ曲がるようになっています。今回は形状だけの表現で曲がりません。
左前方から
左後方から
右前方から
写真も少し慣れたようです。
前後の焦点ズレが少なくなりました。
5Mサイズで撮影です
右後方から
もう口癖になりましたが
レーサーが最も綺麗に見える
アングルです。
下の写真は実車資料A4の
プリントの前に作品並べてみました。
本当の目的は写真を被せてみると
フォルムも含めて細かな角度の違い
などがよく分るからです。
ギリギリ及第点をクリヤーしているようです。
実車写真を
背景に撮影。
おわりに
本年2月末から約100日間かけてやっと何とか完成する事が
できました。静岡のTさん、Sさん方から寄せられた膨大な
貴重資料に囲まれて難しい工作も笑顔で楽しく進めることが
できました。有難うございました。
閲覧下さった皆さん、応援メールを寄せて戴いたいた皆さんにも
深く感謝しお礼申し上げます。
プロター・エッシーから始まった1:9スケールのバイクモデル、
ロードレーサーは全てのキットを製作、フルスクラッチ1:9は21台、
同じ機種を2回3回と製作したものまで含めるともう直ぐ3桁に
なりそうです。1:12の手軽さ、1:8の細部表現、1:6の重厚さ、
そんななかにあってプロター1:9のスケールの持ち味を簡単に
表現することは難しいですね。
しかし私にはこの縮尺がピッタリ(マッチングー!)です。
終わるとこんな「エドはるみ」風の駄洒落も出てきます。
ありがとうございました
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