MODELING NOTE  File 34
 
TOHATSU 1963 50cc Factry Racer 連載7回予定 FULL SCRATCH


D・シモンズと供給された105Y。開発された当時のマシンと比べるとフレームを始めドライブラインまで全くの別のマシンに変更されている。資料写真はM・ウォーカー、JAPAN RACING MOTORCYCLEから転載しています。




モノクロ写真ですが実戦走行の期間と思われます。点火コイルの取り付けでモリーニの荒っぽさに驚いていましたが、日本のメーカーもビニールテープぐる巻で処理していますね。カウリングステーの形状もばらばらのようです。
(資料転載同左)






海外向けのレーシングマシンのカタログです。CR2のフルカウルバーション版が市販レーサーとして掲載されています。工作とは直接な関係はありませんが、時代背景やサイドストーリーを知ることも楽しみです。


 10月5日  未製作の部品がほぼできました(失敗の再製作が大部分) 第5回
前輪完成品

フロントボトムケースの色合いがまだ判然としていません。105Yの色調がタンクを除くと全体的に、少し落ちついた色だと想定して(八重州出版刊1973年、日本のレーシングMCの歴史のなかで唯一、右側面の写真)資料写真に設定しました。
未工作が一部あります。前輪シャフトはパイプに脱着用の穴明けをしたのはいいのですがブラス製なので着色してもクロームカラーになりません。
ニップル類をブラスからアルミに変更していますが、むしろこちらの方が落ち着くようです。
後輪完成品

後輪スイングアームの色は塗装銀色でフレームと同色です。勿論フロントボトムケースとも異なります。少し艶を落として処理をしたのですが、フレーム径が細いことから乾いた銀色が上手く表現できません。
色を重ねることで、次第に考えていることから離れた色調に変化し何故かスッキリしていません。
経験からすると、ここらで妥協しないと益々収拾がつかなくなるのがわかっています。タイヤの色はタイヤブラックそのままではヒコーキになりそうなので隠し味程度フラットブラックを併せています。
FフエンダーとRフエンダー

塗装銀色のフレームカラーの一連です。これではアイアンそのものです。これは明らかにソニーの反逆でです。
後でフレーム部分の再掲載をしますがもっと標準的?な色で収まっています。Rフエンダーの材質はわかりませんがフレームのダウンチューブに併せてワイヤー留めされているのが普通のようです。

写真撮りのバックに白色系を使ったのが問題かも知れません。何故か少し反射気味になり見えなくてもいい余分な面が対照的に浮かび上がっています。

写真下 ドライブチエーンの完成品
どこかで見たような部品?1:12から加工です。スプロケットの形状、軽量孔の位置があっていたのでチエーン部分を延長して工作しています。
写真左上

後輪サスペンション、何故かコイルが曲がっている。正しいのは左の未工作の状態です。現在、スプリングコイリは06鈴メッキ銅線を使っていますが、巻き癖を誤ると柔らかいだけ変形しやすくなる欠点があります。再工作は結構うんざりする作業です。

点火コイル

4・8mmロッドに5mmのつばを付けています。プラグコードの両サイドには電線取り付けのターミナルも準備しています。コイルはフレームダウンチューブにバンドで巻きつけていますが、工作上、一旦フレームにノックで付けてあとから金属バンドを巻くように考えています。


フレームと排気管再登場

排気管は後方垂れ気味のバナナタイプになりました。取り付けステーが上手く出来たので再登場させました。

ガソリンタンク完成品

やっと塗装が終わりデカルも無事おわりました。
小さなタンクキャップはオイルタンクの給油孔です。
工作が上手くいくと忘れてしまって何度も掲載して喜んでいます。

エンジン完成品一連
特に説明はありません。いろんな角度で撮ったものをすべて掲載しました。
排気量から見ると少し大きめの乾式クラッチが見えています。変速機はCAなどと一緒でシフトレバーを直接動かす方式の単純なものです。

プラグキャップの色は多様で今回は茶褐色を使いました。
同じような写真ですが、エンジンの大きさを理解していただくために、目盛のついたカッター台で撮っています。
フレーム架装

ガソリンコックまで作りましたので部品製作は全て完了しました。スケール1:9ですがやはり50ccは小さなマシンです。部品架装する順番を誤ると組み上げがとても困難(というより指もピンセットも使えなくなる)になります。
今回は通常手順の仮組みを止めて細かな電装品や配管類を取り付けて完成車状態に考えています。
したがって、7回に分けて連載予定でしたが、次回を最終回、完成写真編としてお伝えする予定です。

写真中心にある赤色ノブは電源スイッチ、バッテリーの裏側は大容量のダイオードとBボックス、回路は未配線です。

今回、チエットベイカー賛美は休止させて戴きました。
                         柴田一彌
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