Modeling note        file 25
TOHATSU LDV 125cc 1962  雁の巣SPECIAL  トーハツ鹿毛君を偲んで   フルスクラッチ作品
 11月22日 部品つくり出口が見えてきた 第5回
やっと仮組のステップです

仮組をしてみました。バランスを見るため取りあえずフレーム・前後輪だけを前後関係無く、取り付けて、ホイルベース、キャスター角の確認です。

この写真は前回も登場していたのでは?

そうなんです。実は大きなミスをしていました。フレームの色が時間の経過と共に次第に濃くなってきたような感じです。最初から少しブルーが勝っているかなと気になっていましたが、とうとう我慢できなくなり元に戻して塗装をやり直ししました。下2枚の写真が新たに再塗装した両面です。
比較のために並べています。こんな作業が一番時間を取りますが、やはり間違いは改めておかないと気分的に制作意欲を大きくそがれ、あるいは作品自体にやる気がなくなりジャンクに変わるかも知れません。


下のフレーム写真2枚が再塗装の状態です。気になるので更に集めた色資料で判断するとほぼ近い色だと・・・・思い込んでいます。
排気管のその後

テープでガラ巻きして下ごしらえしていた、チャンバー部分が接着可能の状態になったので整形しました。
これからエンジンに合わせてエキゾーストとエンド部分の工作を追加します。


排気フランジの工作(下3枚の写真)

実車では市販LDVのメッキされた菊型の排気フランジをそのまま転用していました。他愛の工作ですが作業過程を追記しておきました。
排気管フランジの工作

(1)
5mmロッドに1mmの半丸ロッドを準備。

(2)8等分に分けて半丸ロッドの平面部分を貼り付ける(プラセメント)2個分をまとめて作る。この段階でEXの穴あけをしておく。

(3)必要な長さに切断して形を整えます。
エンジン(1)

右側部分です。市販LA125のエンジンブロックが基本になっていますから125ccツイン・レーシングとしてはやや大きめな感じがします。
シリンダーフインは混合給油のため、放熱を考慮した250ccに近い幅広の表面積が必要となったのでしょう。
エンジン(2)

左側からの写真ですが、クランクケースカバー、クラッチワイヤーの取出しなどはLA125と共用部品のようです。
エンジン(3)

排気管未設置のままの前方から、実車はきわめてタフなエンジンだったようです。熱対策もカストールオイルの混合比1:15を1:13くらいまでオイル量を増やして対処していたと記憶しています。しかし燃料の消費量は莫大で250cc2ストツイン並みに食べていました。
やや、落ち着きの無いエンジン音、急激な変化を見せるトルク特性、どれも125ccでは異色ぶりを発揮するエンジンのようでした。
後輪も再塗装

フレームの色間違いから完成していた後輪ユニットも全て、元に戻して再塗装となりました。
あと、タンク塗装、排気管、回転計、展示スタンドが残っています。ピッチを上げて完成を目指します。


今週はこれで終わります。継続閲覧よろしくお願いいたします。
                         柴田 一彌
 11月27日 追加部品のまとめ 第6回
ガソリンタンクの塗装

表現がしにくい色合いです。最近のキャラクターから似たものが無いか物色しましたが簡単にはありませんでした。実車原色が残っているので手抜きもどうか・・・
黄色・オレンジ・白、レッドの4色混合(インフエルザW)で合わせました。
塗装完成後のタンク横の膨らみを見ると大容量に見えますが実質13リットルくらいしかカバー出来ませんでした。
ンクとしーとの組み合わせ

実車にはタンクサイドにゴム製の小さなニーパッドが装備されています。約6cmステップをバックさせたので生産車のシートを改造してシングルシートに変更しました。工場から送られてきたものは1cmの誤差も無くバッチリ取り付けられました。

苦心のタンクバッジ、まだ出番なしのところです。
排気管アッセン

市販車は公道走行のためCA2のようにサイレンサーをゴムカバー繋いでいます。「これでどうかな一度テストして欲しい」工場から送られてきた製品はクロームメッキが施されたとってもきれいな排気管でした。
実車はクロームメッキもいいのですが、模型の場合は黒耐熱塗装が一番ピッタリ(工作簡単、粗が隠れる、マシンに凄みが出る)で助かるのですが。
結局、メッキ塗装は下地が肝心ですからピカピカに下ごしらえで時間を取りました。
前輪について

写真左はドラム・ハブが一体となっている左側です。
右の写真はブレーキドラムですが、片側のみの制動でWシュウを採用しています。市販パーツからの改修からでしょうか。ライダーは「制動力は十分だよ」とほとんど気にしていない様子でした。

フエンダーの取り付け

さて、先送りにしていたフロントフエンダーを取り付けの段階になりました。ここ何台の作品では金属ステーをプラロッドに切り替えています。異質素材でないので取り付けと塗装の容易さは抜群ですが、取り扱いに気を使います。「あ、折れている」こんな事態は度々起きます。しかし簡単に取替えが出来るのもメリットでしょう。
展示スタンド

そろそろこの時点で準備をしておかないと組み上げが出来なくなります。素材はベース板、ブラス1mm支柱2mmロッド、支え5mmのロッドを切り開いたものです。なぜ実車と違うものを?当然重量が異なります。
スタンドは出来るだけ目立たないようにと一定の強度が確保されればと簡単なものに変えています。
バックステップホルダー

予定していたバックステップが入手できず現地制作をしました。おかげでライダーにジャストフイットさせることが出来て本人は大喜びでした。ところが問題も発生しました排気管の吊り下げ金具の位置が変わったため振動で溶接部分が外れてきました。結局一番負荷のかかる部分を鉄板でベルト巻きしました。(無知とは恐ろしいもので、今度は頑丈に付いた排気管の振動が中速時に車体にフイードバック。対策として(ゴム座を介す。プレートを厚くする。取り付けボルトのサイズアップ。)余談ですが試行錯誤の連続でした。
仮組らしき状態に

何とか全体像が見えてきました。イタ車、スズキ市販レーサーと続いていたのでバックボーンフレームのレーサーはまるでモペットのようです。雁の巣のコースを疾走していた鹿毛君のマシンに近づくか少し不安になってきました。




次回は完成編、最終回を予定しています。
                  
                        柴田一弥
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