Tearoom          28
10-08-23
これもECO挑戦と呼ぶべきでしょうか   福岡市でがんばっている風力発電の成果

残暑お見舞い申し上げます。

最近は模型の製作に少し終われてtearoomは完全にサボりになっていました。
毎日のニュースや情報を聞いていますが、世の中あまりも殺伐として、これでいいんだろうかと、
先行きを案じています。そんな中で、これはまた時代にピッタリ迎合してとてものどかでほのぼのとした
福岡市のECO活動の一端をご紹介しましょう


福岡市早良区を流れる室見川の川尻です。
1年近くかけて設置された風力発電3基です。
高さ約10m発電機の羽の直径約80cm程度のきわめてコンパクトなシステムです。残念ながら発電能力や細かいスペックについては明記されていません。新聞情報では、九州を代表する国立大学の研究室と福岡市が共同で3年かけて開発されたそうです。すでに欧米で実用化されている本格的な大型の風力発電機との違いは、羽の周りを囲むリング状の輪にあるそうです。
このリングが集風レンズ役目をして、風の少ない日でも安定した発電量をまかなうことが出来るそうです。しかし大型にして実用化についてはまだ先の話のようです。



写真で見ると動いていないように見えますが、実際は止まっています。私は毎日のウォーキングコースですから見事な工芸作品毎日見ることが出来ます。
設置後1ヶ月くらい経過して稼動を開始しました。
これで、やっと海岸遊歩道の街灯の何本かの電力ぐらいが供給されるものと思っていましたが、まだそんな段階に至っておりません。稼動後約2週間で、3基のうち2基が運転停止になりました。風が吹いてもまわらないようにロックされているそうです。好意的に考えると稼動させて故障させるより停止状態が安全なECO発電機かも知れません。



これはメインの1基についている発電機の仕事量をデジタル表示して可燃エネルギーなしでこれだけ稼ぎました。と,そんな試みであったようですが、現在では全く表示が変わることはありません。いつも全てがゼロ表示です。
正確な数値ではありませんが研究費を除いて発電機器の製作費が1基1600万円と聞き及んでいます。風力発電は欧米の先進国でほぼコスト対収益の目安も出されて標準化されていますが、今更こんなレベルの研究をするのは、ECO取り組みの姿勢で何らかの意義があるのでしょう。

ここからこのプロジェクトのほのぼのとした研究成果が発表できます。
2基の稼動を中止したのは、集風リング(レンズ)が高性能すぎて風が強いと想定以上の回転に達し羽根のシャフトが変形し発電機まで痛めるのだそうです。素晴らしい性能ですね。

現在、1基だけを制御をかけた運転に変更して相応の活躍をしています。海岸を管理する事務所にサービスとして携帯電話の充電器を設置して、遊びにこられたお客さんに「この電気は風力発電から取り出した電源ですよ。面白いでしょう」とこんな楽しい使い方をしています。何の苦労も負担も無い人たちの努力?の結晶です。携帯電話の充電1台あたりのコスト計算?そんなことを言ったら折角の夢の世界が、事業仕分けの対象になって仕舞かねません。


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