Tea room
 全日本ロードレース選手権九州大会 2006年5月27日〜28日
一昨年このTeaRoomのコーナーでご紹介しましたが、私がお手伝いしているクラブ「雁の巣会」が
全日本ロードレース選手権九州大会を後援している関係で、今年も大分県のオートポリスサーキットに行ってきました。
毎年、もうクラブ「雁の巣会」の定例行事になっていますが、クラブから全クラスに「最高ラップ賞」を設けて表彰しています。
今年はメインレースのJSB1000にはクラブの高武会長から贈呈しましたが、なんとベストラップで表彰されたのは、
プロターファンならおなじみの柳川明選手でした。
(柳川選手は元RSCチーム高武に所属していて、いわば師弟関係です)
小雨と霧の大会

レースの詳細は専門誌にお任せして印象に残ったシーンをお伝えします。
ご存知のようにオートポリスサーキットは昨年2月、川崎重工業が買取り今年2年目の運営になりました。昨年の豪雨や台風で被害があった社屋やスタンドもシーズンオフの間に全面的に改修されていました。
残念ながら今回の九州大会の二日間は天候不順にたたられて、小雨と霧の予選、
決勝当日もコースの一部だけ降雨があるという山岳地特有の気象条件で出場選手には
とても気の毒なコンディションでした。

前日予選タイムではヨシムラスズキがJSB1000もST600もトップタイムを出して
いたので、前回第3戦筑波に続くWタイトルと期待されましたが決勝レースでは違った
結果になりました。

ST600では期待の渡辺篤選手(ヨシムラスズキ)は第3位に終わりました。
今年のヨシムラスズキの好調はタイヤにBSを選択したことが要因でしょう。
全ラップを通じてコンスタントに安定したタイムをだしていたようです。

今回の最初のビックリはGP125に乗る中上貴昌選手の優勝でしょう。
若干14才の中学生ライダーです。小柄軽量の体格とずば抜けた柔軟な
ライディングフォームはこれからどれだけ伸びるか楽しみな選手でした。



                                右の写真は配布されたプログラム
写真上
外気温16度の肌寒さに加えて、突風が吹き荒れて来場したファンの皆さん
もほとんど冬支度でした。それでも昼休みのパドックは熱心なレースクイーン撮影の
アマチュアカメラマンでいっぱいになり盛況?でした。

写真中

本番30分前の最終点検 GSXーR1000渡辺選手のマシン
きわめてコンパクトなマシンという印象です。

写真下

本番20分前のチームヨシムラのピット内、吉村社長は余裕たっぷりの表情で
した。

上の写真は特別室のガラス越しにグランドスタンド前を撮影したものです。
部屋の中にはテレビが設置してあり、各コーナーの状況はアナウンスと合わせて
情報が画面で送られてきます。今年もまた「アメィジング グレース」がアカペラで
朗々とサーキットに流れ、グリッドに付いた選手紹介からJSB1000決勝レースは
14:00にウォームランが始まりました。そのままスタートすると思っていましたが、
コースの一部で降雨が確認されたことから、20分間の整備タイムが発表されて、
ピットではタイヤ選択の判断を迫られていました。
結局、30分遅れてグリッドに並びましたが、再度選手紹介を重複する意味不明の
ロスタイムがあり、天候を気にしたスタートになりました。
ほぼ予選タイムどおりの順位で18ラップの周回にむけて最初のストレートを駆け
抜けていきました。ゼッケン1番昨年のチャンピオン伊藤真一選手はホンダCBR−
1000RRは流石に早く元WGPの力を見せつけて中盤からトップを奪いました。
予選タイム第1位の秋吉選手ヨシムラスズキGSX−R1000は中盤から少しづつ遅れ
3位のポジションになってしまいました。特筆すべきは柳川明選手カワサキZX−10Rで、
序盤コースアウトしながらも驚異的な追い上げをみせて最終的にトップに迫る勢いで
2位と最高ラップ賞を獲得しました。
なんといってもオートポリスは自社のサーキットです。3月中旬からサーキットに
宿泊して練習を重ね一番このコースを走り込んでいた結果でしょう。
テレビ画面に映る柳川選手のライン取りは独特で決まりがないように見えます。
毎周回ごとにラインが変わり常に先行車をラップできるところにいます。勿論ほぼ
最後尾からの追い上げですから走りも変わって当然なのでしょう。
しかし柳川選手の力走に水をさすような場内アナウンスはいただけませんでした。
特定メーカーの贔屓の引き倒しのような褒め言葉の連続はむしろ聞き苦しいものです。
JSB1000第4戦のレースはタイヤ選定の戸惑いが勝負を決めたようです。
ラスト3ラップになると雲間からチラチラと太陽の光りが見える気象変化でした

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