10月20日
最近使った工具から
 BMWコンプレッサーを8月末には完成と広言していたのが、9月中旬まで遅れてしまった事で何となく期限を決めたりするのが怖くなって模型つくりにも若干プレッシャーになっているようです。次の作品の構想を練る(そんな大したことではなく大抵の場合、2機種くらいは頭のなかで下ごしらえに入って勝手に夢をみているのですが)それが中々上手くいきません。新規製作は少し休憩して充電したいと思います。
 そんなことでTeaRoomのなかでお伝えするような事ではありませんが、今回最近発売された工具についてスグレモノと思った工具をご紹介します。ただし私は市販されたものを購入して自分の工作のなかで使って良いと思った部分だけをお伝えしています。「こんなところが今いち、ここが問題点だよね」と言うような駄目出しはありません。既に使っているモデラーの皆さんのご評価とは少し異なると思います。
1、プラスチック用平ヤスリ(クラフトヤスリPRO)タミヤ模型
 No74059 平・10mm巾  標準価格1500円 
雑誌の新製品欄に発売案内が紹介されていたのが、プラ専用など本当にあるのかなと半信半疑で小型10mmを購入してみました。私の場合スクラッチや改造の工作が多いことから、年中削る作業の連続でことさらこのような工具にはすぐ飛びつきます。
ともかく購入後の経過は、先ず「大失敗だ全く削れない!何だこれは」とぼやきながら説明書を熟読(新しい分野の商品以外は説明書を読まずに早合点する悪い癖)しますと商品を取り出したその下に防錆油を拭き取ってから使用下さいと注意書きがありました。
今度は丁寧に油を拭き取り使ってみました。丁度製作途上のプラブロック(2mmプラ板を2枚積層した素材)があったので、代表的な使用例として材料にしました。その結果を簡潔に箇条書きに列記しました。

1、先ずよく削れる。
従来の金工ヤスリの場合は摩擦で削る印象がありましたが、全く違う感触です。作業感覚を言葉で表現するとザラザラからサクサクと鉋掛けをしているような感じで切削能力が高く、プラ専用と言っても過言ではないと思います。
2、削り跡の表面がきれいでつるりとしている。
従来の金工ヤスリの中目では仕上げ表面までの深さを読むことが必要でした。
3、目詰まりなし。
従来のワイヤーブラシによるヤスリ掃除がほぼ無くなりました。説明書には特殊波目ヤスリと面白い表現をしていますが、削り滓を落す秘密は刃と対角線にある大きめの溝のようです。

 先日プラモの作品展の席上で知り合いのモデラーにこの溝の話をしますと、たちどころに「レインタイヤの水切りと同じ理屈でしょうか。凄いですね」と答えが返ってきました。ヤスリの表面を良く見ると本当にそうかも知れません。
1500円という価格は決して安価だとは思いませんが、使用頻度によってはきわめてリーズナブルと言えます。荒削りから仕上げ寸前までのプラ材削りに威力を発揮します。改造モデラーの皆さんには必携工具です。(木工にも使えるとありますが、テストしていません。)
2、除湿フイルター(エァブラシの水抜き)クレオス社
 同じように雑誌の新製品紹介の欄で発見しました。私自身、塗装作業が不得手でいつも失敗の連続です。とりわけ仕上げ塗装の段階でエァーブラッシの先端からプシュプシュと水滴が・・・・・・「どうしてこうなるの」と何時もぼやいています。
と言うのも、塗装の前に必ずエアコンをドライ運転(冬でも震えながら)して、工場?の中の湿度が
50%以下になるようにして取り掛かっています。さらにクレオスのコンプレッサーには水フイルターも付属のサイズより一回り大きな(グンゼの旧型塗料瓶)サイズに変えてウレタンも入れ替えています。そこ迄やってもやはり水滴から逃れることが出来ません。
 現物を見て、サイズが随分小さいものですから「これは一体何だ、エァブラッシにいく圧力が低下してかえって上手くいかないかも」と思って過大な期待はしないように言い聞かせました。それでも
チョット使って試してみたい気持ちから、嫌味半分で湿度75%の日を選んで塗装してみました。
先ず10分ほど空運転をして水分が溜まりやすいようにしてから始めました。

結論を申し上げるとその日は約1時間ほどシルバー色を中心に塗り重ねる作業をしましたが、残念ながらエァブラシから水滴が出ることはありませんでした。最後の望み?水抜き用の溜まりの部分を緩めて振ってみましたが水滴らしきものゼロでした。
翌日は湿度もお構いなく30分ほど使ってみましたが、同じく不都合なく塗装作業ができました。
ということは理屈は判りませんがどうやら通常の使用条件では水分をちゃんとカットしているようです。なかなかのスグレモノみたいです。
製品は約50グラムくらいで杷手の機能を果たすと紹介されていましたが、むしろブラシとの重量バランスが上手く取れて非常に使い易いことが付加的なメリットでしょう。但し精巧なつくりとあいまって価格も3000円と少し威張っているようです。

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