Modeling note    file3
MV AGUSTA 125  Momoalbero 1954 製作記事 第2部 完成編     FULL SCRATCH

前回からの続きですが、製作過程の写真撮りが失敗しました。部品など被写体が小さいものは画素数を低い設定にしました。
それが大きな誤りで拡大したらギザギザになりよく見ませんでした。細かいものほど大きい写真であとで余白をカットするのだそうです。
次回からの製作記事はポイントを正しくお伝えできるように、あわてないで写真保存の正確を期したいと思います。


フェールタンクの塗装


写真では見難い部分ですが、キャップの横に
緩み止めのワイヤリング用の金具があります


タンクの後方の金具はフレーム取り付けの
皮ベルトの留金です。
今回は実車と同じようにベルトと前方の
ボルトだけで着脱できるように工夫してみました。


ガソリンコックはレバー式です
左右のそれぞれにあってフロートに
接続されています。
レバーは洋白線1mmを使って叩いたり
延ばしたりして
何とかできました。

排気管


前回マチレスG45の排気管をアルミ板で
作りましたので今回も工作は若干難しいのですが、
02mmアルミ板とと3.6mmのアルミ棒と
組み合わせてみました。
排気口側のフランジも5mmアルミ棒から
削りだしです。

金属加工は不慣れですが、乾燥待ちの時間が
不要である意味作業は速くなると
意外な発見をしました。

しかしこれだけで約8時間ほど費やしました。


事前にオイル焼けの塗装をしておいてから
バフ掛けをして磨きだします。
仮組みをする(各パーツごとの塗装が終わってパイピングと併せて仮組みをします)



前半のキットらしき状態から塗装を終わると、
もう一度組み付けの修正が必要です。
工作上の問題ではなくあくまでも眼でみた、
微妙な、感覚のようなものでしょうか。

特徴的な赤いフライホイルなどは最後に取り付けます。

スタンドは早めに用意しておくとこれから前後輪の
着脱を繰り返すため便利です。




右側部分ですがオイル配管が複雑に引き回されていますので、
曲がり角度を調整しながらホースの長さ設定します。

チエーンをコスモ製を予定してアルミのスプロケットを
加工して取り付けました。
が、チエーンの製作に失敗してオシャカにしてしまい
急遽ジャンクからゴムのチエーンを代打で送り込みました。
チーエンサイズに会わせるため大きなサイズの
Pスプロケットがついていて異様です。

(プロター自由空間に掲載している2枚の写真は未修正のものです)

失敗しました


貼り合わせたり曲げたりして作ったFフエンダーが仮組み段階で
どうしてもしっくりしないのでいじっている間にポッキリと折損。
熱加工を加えたプラ材は強度的にきわめて弱いことが判りました。

結局はタイヤを取り付けた状態でやり直し、再製作を強いられました。
実はこんな作業がもっとも時間がかかるようです。


Fフエンダーも作り直してステーもできました。

タイヤをセットすると全体の
バランスが見えてきます。
後輪のタイヤと地上面の距離また動力ラインの
流れなど見た目重視で微調整をします。


この拡大写真はキャブレタのミス部分が克明に見えます。
後方のCワイヤーは側面にあるべきなのです。
この場所はキャブピストンの位置決めの調整ネジが正解でした。



D・スプロケットは赤恥ものです。


完成写真は全て修整を加えた状態で撮りなおしています。
完成写真(全体写真は細かくしています。部分の写真はほぼ原寸大以上に拡大しています)
部分の拡大写真


エンジン右側




キャブレタは修正済みです。

チエーンはコスモ製のSPパーツに
変更していますが。

オイル配管のカプラーはサカツウの
4460テーパーつき自動車用を転用しています。
当初ヒシチューブを塗装したりアルミパイプを
絞ったりしましたが納得できづ既製品に頼りました。

オイルポンプの蓋はアルミ板です。




コスモさんのSPパーツ

今回はスプロケットとクリップハンドル、
そしてチーエンを利用させていただきました。

チエーンは1セット、接着剤の使いすぎで
駄目にしました。
05mmシルクピンを焼き戻しをして
使いましたが、変質が大きく頭が
取れたりするようです。
現在何とか完璧にと実験作業をしています。
ご報告できる状態になればまたお知らせします。



エンジン左側

プラグコードは発売当時には多分コタツコードでは
という話も聞きCOSMOさんの利用しました。
ただ外形サイズでプラグキャップとマッチ
しなかったので外皮の透明のチューブを取り去って
絹線の部分を接着剤で固めて何とか完成しました。

スクラッチ製作では細かなパーツをひとつづつ
作りますが次第に既存のSPパーツに依存する事が
多くなりました。

ステップは2,3mmアルミロッドです
このサイズ市販されていませんがアルミ溶接に
使うそうですが戴き物で詳細は不明です。
便利サイズですが。



ステアリングヘッド部分

写真では見えにくいのですが問題の
チョークワイヤーの端末レバーにつながります。
08アルミ板で削り出しました。

フロントチューブを留める薄いボルトは
軸径2mmのリベットを加工すると容易にできます。
勿論インナーチューブに2mm径の穴開きを
利用すれば組み立ても完璧になります。

ハンドルグリップは電気用に伸縮チューブ
(網目模様入り)を転用しています。
欠点は塗装が出来ませんから赤いグリップには無理です



タンクとシート

フレームの上にタンク・シートの取り付け用ラグが
あり、そのラグを介してタンクを皮ベルトで固める
という複雑な方法になっているようです。
実車が茂木にあるだけに手抜きが出来ないと、
仕方なくその通りに造り込みをしました。
この部分が最も時間がかかりました。
余談ですが皮屋さんに行きましたら
それっぽちなら差し上げますと言われて
恐縮しました(1cX3cでは困まります)


この写真で見えますが、バルブスプリングの
吸気側はブルーのマークがあります。
排気側は赤色のペンキがマークされています。



前述のチエーンの拡大です。

チエンジペタルは08mmアルミ板から
切り出しています。

Rサスカバーはアルミパイプ6mmをバフ掛けし、
プラパイプとの組み合わせをしています。

サス・コイルは電気用錫メッキ06mmを
使っていますが、柔らかくて作業が容易で
メッキ状の光沢が消えません。

チエーン引き金具はアルミ板05mmと
1mmビスナットを組み合わせ。

スポークは志賀虫ピン0番を使用しています。
18・250リムですからこのサイズがジャスト

なのですが、見た目、力感不足かも知れません。



Fフォークは3.6径薄肉のアルミ菅に
3000番のペーパーを使ってヘヤーラインに
仕上げています。アルミの曇りがでなくて
光沢の維持にはこの手法が良い様な気がします。

タコメーターはスミス製ですが
取り付け方法は多様です。今回は最初に富士に
あった標準モデルにしています。
茂木の展示車は長いアームを使って右に
オフセットした方式です。

車番プレートは03mmのプラ板に05の
プラ棒を引き回してリブ状に膨らませています。
何回か作るとこの方法が早いとおもいます。
但し、塗装を十分かぶせていない03mmは
透けて見える事があります。



このマシンが最も美しく?見える
角度です。
特徴的な部分が全て見えるからでしょう。

若し間違いであればお許し願いたいが
純正シートはノルウェイのエコーネス社の
製品を使っているようです。
エコーネス社は著名な皮椅子の専門メーカーです。



製作期間約3ヶ月 所要時間170時間

今回、製作過程の写真の不手際から製作記からかなり踏み外した内容に終始しました。
製作記事はやはりリアルタイムでお伝えする事が正しいのでしょうか。製作者の思い入れや、製作途上のアイデアとか発見などが相当薄く省略され完成作品の解説になっているようです。次回は原点に戻り、さらにマニアックな機種を対象にして、リアルタイムで連載を考えましょう。

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