Owner Gallery #14                     プロターキット作品    
  クライドラーK50 1972年 西独       (実車諸元 水冷単気筒 排気量50cc 16ps 16000rpm 6speed
クライドラー

クライドラー社は元々1903年創業のアルミニュウム・モリブデンなどを製造する金属素材メーカーです。
第2次大戦のあと1951年からモペットと呼ばれる50ccの二輪車の製造に着手しました。
そして59年に市販車フローレットをチューンした6psプラスのレーシングマシン発表しました。
62年50ccが世界選手権に認められてから本格的にワークス参戦を開始しました。
細身の鋼管フレームにマウントされた特徴的な水平シリンダーや複雑な曲面をもつガスタンクなど、考え尽くされた小排気量マシンの究極の機能美があります。



 


タンク下のボックスは放熱板の付いたトランジスタ点火用非常にコンパクトなウォーターポンプクラッチ後方に半円のカバーがあります。30年くらい前のキットです。輸入量も少なかったのでしょうか、市場には全く見当たりません。
昨年、東京のお知り合いから無理に譲って戴きました。新しい資料を基に若干修正を加えています。
小品ですが素晴らしいキットです。

 
 
当時の小排気量マシンの常道でバッテリ点火でダイナモが外されています。
単気筒高回転を生み出す徹底した軽量のクランクが想像できます。

レギレーション変更で6速ミッションの制限になり、パワーユットはさらにコンパクトになっています。


 
 
この作品を再改修をしました   (最後までスクロールをしてください)
 
ホームページを開設をした時、このクライドラー50を掲載しました。ところが残念なことにタイヤがホイルを食べて、見るも無残な姿になっていました。加えて、カビも発生。クライドラーは1台完成すると、前の作品のメンテに追われるそんな状況です。昨年から解体して被害が大きくならないように別保管していましたがやっと時間が出来た事とホイルの代替品がコスモさんから発売になりました。そんな事から新しいホイルを使って一部補修をしました。このページの最後にレストアのページを追加しています。

 
  4年経過でレストア作業を!!       2007年7月27日 改補ページ    
  冒頭にお伝えしましたように、プロターキットの中でもこのクライドラーのタイヤだけが特別早く化学変化を起こすようです。
瞬間接着剤でホイルの裏側を十分コーティングしていたつもりですがこのタイヤと、このプラ素材の組合わせに問題があるようです。
この後は国産のプラ板を貼ったり、リムを加工したりしていますが、どれもまだ完全とは言えないようです。「溶けたらそれはその時考える」が答えになるかも知れません
 


写真左右 
後輪ホイルですが完全に溶けてグニャグニャになっています。

下写真右 
ホイルを交換?結局スポーク・ニップル全て取り替えることになります。


 
右写真 キットに付属していたブレーキドラムフインを模した部品、全く異なったいるので新規製作をすることに

写真左 それに伴いハブも開いて切断。新たにつくり直すことに、次第にリム交換から違った作業に突入
 
写真左 いつものようにブレーキドラムのフインを切り抜く、これで前輪1個分です。

写真右 C社新製品のナロータイプ。成型と磨き出しに旋盤に組み込みましたが、精度も高くセンター出しも容易に、加工が楽でした。ニップルの凸部分がもう少し低いと完璧でしょう。(手持ちの軽量級を全部交換?)
 
  写真左
後輪周りのアップ
ドラムフインの変更でやっと50ccレーサーの繊細さが見えてきた。(最初から工作していたら?)


写真右
ブレーキパネルを含めてパイピングも全て新しく作り直した。これでリムが溶けることは絶対ないでしょう。
 
    ステアリング部分
ブレーキレバー類はキットのパーツを再度外して加工して使いました。
フレームやタンクの塗装は
そのままです。
シート・タイヤ・排気管などは
再塗装しています。
 
 
  最初の写真は遠近差が異常でした。
今回絞りを深くして
ピントが平均する
ように撮影しました。
やっと自作の撮影台が役立ってきました。

全体はキットのままですが、ゴットハンドSさんはタンクが少し短いかもと指摘されています。
多分2mm程度かも知れません。



改修は大変な作業ですがそれなりに楽しいと思います。 
   
  1ケ月後 さらに改修を加えました    
どこに改修を加えたか分らない?
そのとおりかも知れません。


タンク・シートの加工、再塗装の色合わせやデカルのマスキングなど凄い時間が必要でした。
これでバランスが取れてゴッドハンドSさんから送られた新資料にも何とか近づきました。

モデル改修はそれなりに楽しい?前言を変えて難しいものです。
 
 
実はタンクシートの長さが微妙に違う点が気になり、時間ができたらやり直すと決めていました。

スズキGSのエンジン製作が終わり次の作品の準備中のブランクを利用して改修工作をしました。
 
ガソリンタンクの延長は約3mm。
フレームとシートレールはそのままで、タンクを前方に1mm、シートを後方に2mm下げて収まりました。
大好きなクライドラーの
三世代を集合させました。

先日、キットがオークションで
2万円?で出ていましたが、
いかに珍品といっても・・・考え込みました。
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