Modeling note  file5   BMW 500 Kompressor
 8月7日 第5回  エンジンの塗装その他

第4回で予定していたエンジンブロックの塗装が遅れていました。色が判らないでは済ませられない問題で思い切って1日エンジン塗装に専念しました。しかし良く考えると、エレクトロン社のマグ色これから使うことは先ず無いでしょう、無駄な作業になるぞと思いながらも何とか色を出して見たい。
(元々塗装が一番不得手な作業です)前回CZ125のシルバー色つくりで、あまり良い結果がでなかったのですが、ともかく塗料の混合から挑戦して、その結果はこんな具合でした。
1、セミグロス黒90%+グレイ5%+銀5%         部分的に光沢のでる単なる黒っぽいメタリックで失敗。
2、マット黒50%+グロス黒25%+グレイ22%+銀3%  落ちついた色合い・黒の結晶塗装に似た色合いで失敗
3、マット黒60%+グロス黒30%+白3%+茶5%+銀2%  光のあたり方で赤味がかった黒色に見える。思い込み?

代表的な結果をだしていますが実は約8種類くらい作りました。結果から3番を基本にしています。%はあくまでも目安で、100%はミスターカラー未開封の中味半分だとお考え下さい。2%の銀はタミヤの攪拌スプーンで2杯です。この割合ではメタリックにはなりませんが、白・茶を補完する役目なのでしょうか。想定した模型的な色合いになっているようです。


エンジンブロック
エンジンブロック右側です。本来のキャブレタの位置に過給器から圧送されるパイプがあります。
キャブレタの前に特異な形状の吸入口がありますが、ゴム製のカバーが被せてあります。
(工作はこれで随分楽になりました)

右排気菅はは取り付けていません。

プラグキャップは最初キットから転用を予定していましたがかなりオーバーサイズなのでプラ棒から作りました。
(加工してらしくするより2個くらいなら新規製作が早いですね)
エンジン左側
排気菅のフランジはキットの部品から転用です。
ただキットの部品はシリンダー側が拡がっていますから、資料にあわせて朝顔型に削りました。
こんな作業がかえって時間を必要とするようです。ヘッドカバーの留めナットはウエーブのAFV用から細工しています。

何とか赤味が見え隠れするようなエレクトロン社のマグ色に・・・・・N・MさんからOKが出るかそれは定かでありません。
正面から
フレームに搭載すると前輪に隠れて殆ど見えません。オイルパンは仮付けです。過給器のカバーは
8本のボルト留めですが、緩み防止のワイヤーリングが施されています。1.5mmの6角ロッドの側面に03mmの穴を開けて何とかまとまりました。

写真では見え難いのですが、ヘッドカバーとヘッドの間に少しだけ見える茶色の部分は銅版のガスケットを入れています。

またクランクケースと過給機本体の間に見える灰色部分もガスケットです。
省略したいのですが、資料写真で歴然としておりBMの識者の人から材質まで教えられましたので追加工作しました。

車輪まわりの工作

エンジン塗装が終ると完成は近いと、短絡的な考えになり肝心の足回りをすっかり忘れていました。
キットのホイルやハブ類は予め調べていたのですが、明らかなサイズ違いではそれらしくデッチ上げも出来ません。ホイルは当初予定のコスモ40穴を加工するとしても、ハブとBドラムの工作をどうするか、・・・今回のようなブロックごと完成させる方式の問題点が浮き彫りになりました.。よく考えるとこの工作システムは、私の場合難しい工作や作業を先送りしているだけのようです。
何れにしても車輪回り全般を細かく考えないと完成は程遠い話になりそうです。

キットのFフエンダーは4分の1程度を覆う短いものしか入っていません。同じ形状のRフエンダーの一部を継ぐようにしました。負荷はかからないのですがプラ板とプラセメントで裏から補強しています。
Rフエンダーをフロントに使ったので別にリアーを準備しなくてはなりません。
プラ加工で一番難しいのは薄物の3次曲面でしょう。特にフエンダーの製作はいつも頭を抱えています。今回はきわめて安易な方法で逃げました。エッシー社のハレーWL45のFフエンダーを転用
(HDは到底自分の手に負える機種ではなく製作に失敗してジャンクになっていたもの)しました。

写真左
幅広のHDのフエンダーの中心を約5mm切り取り、丸みのあるサイド部分を貼り這わせて裏から0.3mmのプラ板で裏打ちして補強しています。削りこんで形状を大きく変える場合はこのような補強が必要になります。心理的に厚ぼったい醜い裏側が気になりますが、塗装を済ませて架装すると不思議に上手く落ち着くようです。

Rフェンダーステーは負荷が大きいので1.2mm径の真鍮パイプを使用します。フエンダーをステーに留める金具は0.2mmアルミ板を特殊な形状に加工しています。写真にはありませんが止めビスは銅釘(伊コーレル社・帆船用)が柔らかく加工が容易なので頭を07mmまで細かくしてみました。
写真左
オセロゲームが出来そうですが、ブレーキドラムを構成する円盤で03mmのプラ板を切り出したものです。

写真右下
キットのハブがサイズが大きくて転用できないので新に作りました。それと合わせてブレーキドラムも作り変えるましたが、
ドラムの表面に非常に細かい冷却フイン(溝切)があります。
当初こんな作業をするために小型旋盤を導入したのですが、とてもそんなレベルにありません。大小の円盤を交互に貼りあわせるという原始的な手法に頼ってしまいました。
 連載第1回で車番49マイヤー選手のスタート写真を紹介しましたが、これはチエッカーが振られたゴールの瞬間です。
次回は
フレームの塗装
エンジンの架装
フロントフォークなどに
着手します。


 8月30日 第6回  フレームの塗装他

8月末には完成と広言していましたが、模型つくり以外のスケジュールが多くなり殆ど進捗していません。フレームの塗装が終わり エンジンを載せるのがやっとの有様でした。これから少しピッチを上げて完成させるようにします。

フレームを塗装してエンジンを架装しました。リアフエンダーやシフトレバーなど取り付けていませんので、補強用サブフレームもスペアプラグのつくハンガーフレームも後回しになります。
ブランジャーサスペンションの調節ノブはアルミで削りましたが、実車は多分エボナイト製でしょう。

実車の排気菅は銀色ですがメッキ仕上げではありません。鋼板に銀を塗装したザラツキのあるものでレストアされた資料でもメッキの処理はされていないようです。
(本当の話は、8mmのアルミ棒を旋盤で挽いて挑戦しましたが、現在の自分の技術では無理でした。幸い資料写真に救われて今回はプラ材を使って作り変えました)


500ccクラスの特徴的なゼッケンプレートと勢い込んで作りましたが、どうしても外側のリブ部分の表現が上手く出来ず、同じものを再制作のために準備したものです。
失敗作は手法を変えて05mmロッドを外から引き回しましたが微妙に隙間が出来たり捻りが出たりして上手く出来ませんでした。やはり従来のように03mmのプラ板に05mm(EG社製)ロッドを上にのせて側面からから瞬間接着剤で張る付け、あとで外周を薄く修正するのが良いようです。

余談ですがプロターAJSのプレートは厚みが2mm位あり薄く削りこむより、新に作り06mm程度のシャープな出来上がりを楽しむのはいかがでしょうか?。
前回お伝えした汚いフエンダー類にそれぞれステーを取り付けて塗装を済ませました。

簡単なパーツですが計算どおりにいかない最も面倒な工作です。ダミーのタイヤを組み付けて何度も細かく微調整が必要で、いつもながら時間をかけています。
別部品のHリムのサイトを旋盤で削り込み専用リムを作りました。ハブを小さく作りましたが、模型の場合ある程度、見た目の感じが重要でしょう。

タイヤとのバランスが今ひとつしっくりしません。
ハブは実寸であと1mm小さくても良かったようです。
見え難い写真ですがサドルとリアシートの塗装を済ませました。サドルはMRカラーのゴム色をそのまま使っています。最終的にGタンクが完成させて一緒に組んで、再度色合いを考えて見ます。
独特のハンドルバーは2mmのアルミ棒を磨き出しています。エンド部分がほんの少し下がったコンチハンドルは相当の巾広であり、これで前傾姿勢をとりながら荒れた路面を押さえ込むのは容易ではなかったと思います。

レバー類はC社製で別部品の鉄タイプのボール部分をカットして転用しています。右がチョーク、左の補助レバーは多分タイミング用と思っていますが資料不足で把握できていません。
参考写真

デカル作成をお願いした途中段階です。未塗装の素材に紙貼りをして制作に必要なデータをやり取りしながら微妙なニュアンスを交えて何度も修正を重ねて完成して戴きました。(完成したデカルを掲載したいのですがご本人の了解を得ていません)高度な技術を必要とし、時間のかかる大変な作業だと認識しています。

Special thanks mr K・K

何とかフロントフォークまで消化して仮組みをしたかったのですが出来ませんでした。今回の製作で完成度を左右するGタンクの子持ちラインの特製デカルとタコメーター計器盤デカルは既に手元に届いています。あまり焦って折角のSPパーツを台無しにするような結果になってもと今回、製作手順の変更と併せて慎重に取り組んでいます。
ようやく問題点も見通しがついたと思います。次回は仕上げ完成として最終回拡大版でお伝えしたいと思います。


 Modeling Note 目次にもどる トップページにもどる 第7回最終拡大版につづく