MODELING NOTE  File 29  
RUMI 125 Junior 1954年 連載6回予定 フルスクラッチ作品
  9月3日       部品塗装作業に  第3部5回    
クランクケースカバー

エンジンで唯一ピカピカの左側部分ですが実は大失敗をしています。プラ素材を積層した間が接着剤が少し溶けて痩せてきました。
積層断面には瞬間接着剤で目止めをしておくのですが、見落としていたようです。
今塗装を落として下地の修復作業中です。1時間くらい工作手抜きが半日以上のペナルティに変わりました。(上手くいってたのに残念)
 
  メインフレームの塗装

元々塗装作業が得手ではないので、フレームの塗装が最も苦手です。塗りの濃さの対比が分かりづらいので色ムラになりがちです。
最初のフレームから点火コイルの取り付け板とかリア用のゼッケンプレートのラグなどが追加されています。 
 
  リアサスペンション

50年代前半のマシンだけにとてもシンプルな構造です。使用材料はスプリングコイルが常用している06mm錫メッキ銅線、インナーチューブは08mm洋白線、Mシリンダーボデイは4mmアルミパイプであとは全てプラロッドから切り出しています。この形状では旋盤の出番はありませんし、たとえそうであっても私の技術では無理です。カッターと鑢で気長に手作業をしました。
 
キャブレタ(写真左)

フロート室の両端の通路を介してからMIXボデイに送り込む形式です。給油パイプなど未工作です。注目はシリンダー側フランジに台座があって更に補強リブが縦に4箇所もありました。

回転計取り出しユニット(写真右)

前にお伝えした部品を塗装したものです。少し変わった色合いですからほぼ近い色(SM05)とアイアンで使っています。
 
  ロングシート

この写真は前に出ていました。ところがあのシートは私の手違いで形状にミスがありました。
これは再製作した別物で再掲載しました。

前回お伝えしたように良き友人達のアドバイスどおりで慌てて工作を済ませようとすると間違ったまま大分進んでしまうのです。「趣味の世界に期日や工程などあまりも企業的過ぎる」と再びイエローカードを呈示されました。そんなことで小さなミスも分かった時点で、時間がかかっても修正作業をするようにしました。そんな決意でレッドカードにならないように注意していきます。(模型つくりは楽しみだったし、計画的に物事を進めるのも自分には合っているのだが・・・・・・・・・・・・・)


 
タンクの金ライン

金の高騰が原因でしょうか(そんな事ありません)SM02が店頭から消えて困っていました。やっと某所で入手しました。


クランクケース左

埋め込み用の8mmマイナスビスが届いたのでキックレバーと一緒に組み込んでみました。
 
パーツのまとめ

最近この写真撮りを中断していました。若干調子がおかしいのは此の事が原因?そんな事はありません。すでにフエールタンクの基本塗装は終わっています。これからは1〜2点の塗装作業になりますので当然室内塗装の連続です。


 
  排気管

一番最後になった排気管工作です。外形はキャブトンマフラーと言えばいいのでしょうか鋼板で構成されています。排気効率は別として大容量の中間部分を膨張管として最初の2ストチャンバーはこれだと議論もあるようです。
実車レースでは鉄板そのままで黒色塗装がされているようですが、レストアモデルや展示では銀塗装に変えられているものが多いようです。
今回レース仕様を前提に黒のセミマットにしています。材質は全てプラロッドを使用しました。



 
  前輪と後輪

殆どの部品の塗装が終わりましたので、ブロック毎の組み立てを始めました。前輪後輪共にブレーキドラム固定のステーが無くドラムプレートのノックがカチンとはまる量産車らしい簡単な構造です。
 
エンジン架装

フエールタンクの塗装は終わりましたがタンクマークのデカルつくりが残っていました。この作業は乾燥待ちなど少し時間が必要なので、先に出来る所からと組み立てに着手したばかりです。シート、タンク、回転計など残りの工作を進めます。



今年はご贔屓の某球団がずっと負け続けていたのでテレビを見ていませんでした。ところが何か間違って勝ち数でトップ、順位2位と雲行きがおかしくなっているようです。ルミーの工作失敗の連続はあるいはこの現象と関係があるのかも知れません。
                          柴田 一彌
 
       
 9月10日  最終組付工作  第3部6回    
  エンジン組み立て(左)

材料箱にあったエンジン展示台を使いましたが高さ不足で妙な写真になりました。
ケースカバー横の穴は回転計取り出し口です。実は工作の手順上、チエーン架けが終わらないと付けられない構造になってしまいました。
 
  エンジン組み立て(右)

排気管は未接着です。此の角度から見るとアンバランスになっていますが、テールエンドが内側に少しオフセットしています。
プラグキャップも仮付けです。アクセルワイヤは外形06mmの被覆電線の芯線を抜いたもの使用しています。
 
エンジン組み立て(前)

125cc2気筒ですが本当にコンパクトなエンジンです。
毎日工作を続けていますと水平ツインのユニークさにも馴染んでしまい製作当初の違和感もなくなりこれが当然と思えるようになるから不思議です。
 
  ハンドルまわり

今回アッパーブラケットの構造上どうしても、今までの工作方法で組みあがりません。したがってこんな分割組み立てをしています。前回お伝えしたグリップの材質はレジンです。強度補完の意味でプラロッドのバーに06mmの洋白線を少し長めに芯材として入れて繋ぎます。レバーはC社鉄レバーがそのものずばり助かりました。
アンダーブラケットの構造が変わっています。一体鋳造ですがインナーチューブをの受け部分を垂直に4方向から補強する構造です。ごく普通の設計で十分と思われるのに何故こんな複雑な?構造にしているのか、50年代のイタリアマシンの面白いところかも知れません。
 
タンクマークデカル
シンプルなマークですから市販の白台紙にサンプル印刷してみました。実物はもう少し小さくなります。


展示スタンド
多分、これが一番眼を引くでしょう。コンパウンドで磨きまくって遊びました。顔が映るくらいです。塗装がこんなにきれいに出来ればと・・・・残念です。

 
  仮組(1)

展示スタンドができたので早速仮組に入りました。
平面図を作成するときに実車の軸離を基本数値にして、使用するタイヤ外径を工作原寸としますが、この場合タイヤの形は変えられません。
僅かですが縮尺誤差が必ず発生します。私の感覚的な判断ですが長さで3mm高さで2mm以上ずれると明らかに何か違うなと感じます。 
今回の工作は許容範囲内に収まっています。
 
  仮組(2)

更にロングシートの位置決め、リヤフエンダーの取り付け角度、フロントゼッケンプレートのたわみ具合などを微調整します。本来クランクケースが架装されてのフレームですから、この状態ではバックボーン3・2mmプラロッドの曲げ部分が脆弱で折れたりしないかと不安になります。
 
左写真
前述のブラケットの補強構造の側面です。


右写真
前回再製作したシートを塗装しました。まだ仮付けで乗せているだけの状態です。
 
  フエールタンク(1)

最終仕上げ塗装の段階です。夜間、室内塗装をしてまだ完全乾燥に至ってません。なぜかタンクキャップの抑えバネに惹かれて我慢できず工作を急ぎました。少し早いかなと思ったとおりうっすらと指紋らしきものが見えるような気がします。とりあえず後2〜3日待って補修してフレームに載せるようにしましょう。
 
  フエールタンク(2)

塗装した翌朝、室内撮影しました。窓にはブラインドを降ろして色んな光や影の映りこみを抑えたつもりですが天井照明がしっかり写っています。
少しでもきれい作品に見えるようにという姑息な考えがどうも写真撮りに災いしているのかも知れません。
 
  C社のグリップ(参考)

黒色レジン製ですが、完全マットですからゴム色に塗装するとグリップパターンが出てグッドです。




タンクの塗装が固まればほぼ完成までになりました。次回は完成写真を中心にした最終回を予定しています。
どうでもよい事ですが、今年はご贔屓某球団はやはり勝てそうにありません。
                    
 柴田 一彌
 
       
 Modelingnoteもくじにもどる  つぎのページにうつる  トップページにもどる