本年1月6日、イタリアが生んだ名ライダーの
タルクイオ・プロヴィーニが逝去しました。
ご存知のように、40年にも及ぶ長い期間たくさんの
1:9スケールのレーシングマシンを中心にした製品を我々ファンに提供してきたプロター社の創始者です。
今夏、お世話になっているKimsHouseの輕部さんや不老隊の皆さんとお会いする機会がありましたが、
その席上でプロヴィーニを偲ぶようなことをしましょう。
・・・瓢箪から駒がでました。・・・
東京在住の皆さんが熱心に準備を積み重ねられて、とうとう開催の運びになりました。   2005年9月記
プロター讃歌  それでも愛して止まないプロターキット
「ランナーと部品の区別がつかないよ。」
「2年くらいで、タイヤがすぐ溶けるって本当?」
「スポーク物凄く太い、まるで1:6スケールだね。」
「デカルが使いづらいよね。」
「チエーンが輪ゴムみたいな感じ。」
「組み立てチエーンは、きっと1:8スケール用だよ」
「デティールが甘くて精密モデルとはいえないね。」
「大体、1:9スケールって言うのは中途半端だよ。」
「いやー何だか変なキットだからね」

そんなに言われても、それはプロターだから許されるのじゃないの。」
 と反論しながらも言われている事は全く的外れでもないし、
 まあ、こんな悪口雑言にもめげず、プロターを作り始めて何十年にもなります。
  初めてモリーニ250のキットを手にした時の興奮と驚き?。
  クライドラー50のキットを広島で見つけた時の嬉しさ。
  そして完成品のスポークの張替えをTV公開番組で必死に訴えていた頃。
  トラクターのキットまでつくって、自分自身も方向を見失ったり。
  ビアンキ350のキャスト部品で手を焼いて放り出してしまう安易な自分。
 そして改造と呼ぶ独りよがりの作品。さらに「発売しなければ自作しかないね」
 とフルスクラッチと称する意味不明の作品まで手をつけて・・・一体何してるの?

 私はあまり模型キットの内容を評論する考えはありません。
 そのキットがどんな評価であっても作り手の思い入れが一番大切だと思っています。
 プロターを作るのは、プロターのキットが大好きで、そしてライダー・プロヴィーニが大好きだからです。



プロヴィーニがライディングしたマシンを参考出品で製作しました。
1964年のフランスGPとマン島TTで走ったクライドラー50ccマシンです。
トラスフレームと空冷エンジン、ベースキットは1970年クライドラー
を使って改造しています。(昨年輕部さんから譲って頂いた貴重品)
             




 2006年1月   柴田一弥
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