Modeling note file 11
 MONDIAL 175cc 1954  GIRO D'ITALIA
  第9回 6月12日 セクションごとの組み立て  前回ご報告しましたが、ここまで大方の部品もほぼ完成して
   細かな微調整を加えながらセクションごとにまとめています。
     心臓部分のエンジンと、きわめてユニークなガソリンタンク、
            これらを中心に完成前の状態をお知らせします。

リヤサスペンション
今回はコイルが露出した純レーサーと異なりカバーの付いた
市販タイプです。肉厚0・5mmのアルミパイプを使って、
5mmアルミパイプと組み合わせて加工しました。
フレーム上部のテーパー部は旋盤加工です。

リヤサスが無いと後輪の組み付けが出来ません。
最初の工程で消化する工作なのですが今回は手順が
少し狂って混乱しています。
スタンド

実車では実用車でいうメインスタンドが付いているのですが
レースでは取り外されています。公道長距離レースの場合
タイヤの交換などを考えるとどんな処理をしていたのか?
チームのサービスベンチではどんなスタンドを使用していたかも
良くわかりません。このスタンドは完成したあと収納用に
作ったものです。たまたま同年代のこの競技に参加していた
ジレラ175のサービススタンドを真似たものです。
仮組

エンジンレスで仮組しました。
市販車ですから電気配線がとても
大変な工作になりました。
エンジンを載せると配線ができなくなるので、仮組の段階で組み付けています。
勿論Fフォークのサスカバーも未装備です。
タンクの最終形
前回、タンク上面のフック6個の
埋め込みをしてから4日間完全乾燥を
させました。
下地仕上げの後、クレオス8番シルバー
を地色のまま塗装しています。
タンク・前後輪フエンダー・
ヘッドライトスティ・チエーンカバー
を同一色にしています。

タンクマークはキットに付いている
圧着タイプを使っています。
キットではカウリングに貼る分です
これもジャンク(デカルボックス)から
転用しました。
念のためにクリヤーを軽く1回オバー
スプレーしています。
エンジン右側

キックペタルは可動しますが、全く意味ありません。
工作途上で踏み降ろしたらこうなると・・・・その程度です。
キックペタルの横の丸い棒状のバンド留めの部品は
コンデンサーです。当時のコンタクトブレカー式の場合には
接点の焼損防止のために比較的大容量のコンデンサーを
点検しやすい交換がしやすい場所に取り付けていました。

側面の無数のネジは当時は全てマイナスで、浅い半皿ネジ
が使用されているようです。アルミ0・9mmの線材から1本
ずつ糸鋸とヤスリとバフ掛けをして工作しました。
模型作っているのか金工細工しているのか・・・・とても
手間がかかる部分でした。
エンジン左側

ロゴ彫り込みしているクランクケースカバーは異様に
光り輝いています。実車でもピカピカにバフ掛けされて
おり、このエンジンはモンディアルと訴えています。
クランクケース側の色合いを少し落としています。
勿論こちら側のマイナスネジも同様に作りました。
クランクケースカバーが2本しか止められてないように
見えますが、カバーは前方にオーバーハングしていて
裏側からボルト留めされています。その部分も手抜きせずに
今回追加工作しています。(松永隊長の駄目だしが怖いので)
エンジン後方から

初めはシングル175ccエンジンと思って簡単に考えて
いましたが、予想外の難敵でした。何でも無いように
見えるクランクケースのPギヤのカバーの曲げ加工など
が、プラの材質と加工方法ははつかんだと思っていても
思うように曲がらず苦戦しました。
しかし豊富な資料によって、失敗にもめげずに
不明部分は何度も確認することができて、
どうにかエンジンは出来ました。

  
  
あとがき

私の計画した分類で考えますと、部品つくりは終了しました。
これからブロックごとに組み付けをして完成させる訳ですが、スクラッチの場合、
ひとつの部品を作ることが優先して組み上げの容易さなどは無計画に近いものです。
メーカー製キットの素晴らしさは順番どおりに組めば「ポキッ」と折損などが
無いように考え抜かれていると思います。
次回を最終回として完成予定にしています。ただ1週間ほど離福しますので
工作が出来ない状況になりました。6月20日完成は月末に延引になりそうで
す。

Modelingnote目次にもどる 次ページ最終回に トップページにもどる