Modeling note file 11
 MONDIAL 175cc 1954  GIRO D'ITALIA
 第7回 5月12日 一区切りをつける
ここまで出来た部品を集合

シート・タンク・尾灯を残して何とか
出来た部品を集めてみました。
この習慣みたい区切りが自分の気合入れにつながりそうに思えて中休みの意味で
写真撮りしました。
今度は排気管も出来ていますが、
最終的に金属に変更するかも
知れません。
競技車番プレート

市販車ベースのネイキッドマシンですから左右と
前照灯の前に付きます。前方はライトのスティと
にL金具で取り付けられています。

特定の数字は入れないつもりです。
04mmプラ板と04mmロッドの貼りあわせです。
 
  ガソリンタンクの工作

 今回のマシン、モンディアル175の特徴的なガソリンタンクの
工作について少し詳細な手順をご紹介します。
タンクの製作は失敗も合わせると既に30個くらい作りました。
そのなかには、プラ素材を活用できずバルサ材を使用したり
エポキシパテに頼ったりしていましたが、現在はプラ板積層の方法
に定着しています。ただしプラ素材の欠点は重いこと、そして硬いこと、
さらに接着痩せが発生するため仕上げに時間がかかります。
しかし、同一素材のため塗装時の安心があります。
またプラ素材の癖みたいなものを理解すると使いやすいとも言えます。
最も大きな利点?プラ板を加工しているとプラモデルを作っている
そんな実感が湧く・・・・・・やはり旧型モデラーの所以でしょう


プラ板
2mm厚と
1・2mm厚の
組み合わせ
中空で貼りあわせる


プラセメントのみで接着1日経過後に型つくり
写真上の状態で未だ接着が不十分でした。
さらに2日間そのままにしてルーターの細めで

削り込んでいきます。

ある程度の成型が出来た状態で、布ヤスリ180番
を使って均していきます。180番を使うのはルーターで
削った粗い表面を取るだけです。
調子よく削れますから油断すると削り過ぎます。
続けて240番を使ってさらに仕上げます。
削り込みをするとプラ板の積層状況が断面となって
表面に出てきます。接着した部分の硬化を確認して
仕上げに入ります。(プラ素材のブロックのままでは
完全接着に時間がかかります。ある程度の仕上げ
をしてから1日とか待って次の作業に、そしてまた
1日待って次の作業にかかる手順が確実でした)

プラ素材の色が違っているのはプラ板をタミヤと
エバーGを併用しているからです。
積層面が表面に出てくる部分には硬い材質で痩せが
少ないタミヤ製で構成させるようにしています。
逆に積層断面が1層で済むタンクサイドのニーグリップの
窪みなどはエバーG製が柔らかくて加工が容易です。
この段階は400番の紙やすり加工で一応の形が
仕上がったレベルです。
この状態からさらに細部の加工に移ります
タンク前方のフレーム取り付けラグや、底の
部分の工作、(タンクの底にシリンダーヘッドとの
干渉をなくすためか大きく丸い窪みがある。
余談ですがプロターキットではタンクの底は
オープンで部品がついていません)

さらに埋め込みタイプのタンクキャップの
彫り込みをしてまとめます。
勿論ガソリンコックなどありますが、これらの
突起した部品を付けると次の作業の前に
折損してなくなってしまいますから、
もっと後の工作に先送りにします。
タンクキャップもクイックオープンのものや
締め込み式の採用もあってどちらも正しいのですが
在庫の関係で前者を使用しました。
ただこの工作は深さ約3mmにキャップの落とし込みの孔をきれいに空けなくてなりません。
しかもキャップの両端の飛び出しを緩やかな
丸みも必要です。後加工ではほぼ無理とわかっていましたので事前に分割工作の下ごしらえを
準備しておきました。(タンク上面から底まで貫通
する孔を掘って、底から埋め戻しをすれば何とか
出来るかも知れません)
タンクキャップの位置になる部分のプラ板
2X2・4mmは接着をしないで両面テープで
仮付けして工作をし、最終段階の前に取り外して
キッチリ穴あけをして仕上げ加工をします。
そして、再度きちんと接着して完了させます。

積層断面が表面にある部分には最後に瞬間接着剤を流し込み痩せの防止にします。
完全接着が確認されてから、微妙なカーブの修正や角のアール、対照の狂いなどを補完します

下の写真
1200番のサフエーサーを軽く1回吹いて下地
完成の確認をした段階です。

ここまで8日間約40時間以上を費やしました。
残りの作業はシート・尾灯つくりになります。
それにしても
ユニークな形の
タンクです。
キャブレターと
クランクケースカバー


ともかく文字いれして
みました。






第8回に続きます


 第8回 5月29日  シートその他
マシンを特徴づける構成部品でタンクについで
シートは重要な役割を占めます。
良く言う「らしさ」とはそのマシンの定着したイメージが
もとになっているのでしょう。さて困りました
このモンディアルの市販純正時のシートの状況が
つかめません。イタリア車であればまるで生字引の
松永隊長にもお尋ねしましたが、
確定的な事は言えないようでした。
雑談のなかで当時の公道マシンをレース出場させる場合、
色んな設定があって当然ではないかと・・・
まあそんな結論になりました。
結局、モノクロ写真の実車を参考にそれらしく
まとめました。まだ塗装していません。
全てプラ板03、05mmと玉縁は04mmロッドを
使用しています。色は基本的に黒一色ですが
表面はバックスキンもあるようです。
モンディアルは50年代50cc市販スポーツモデルで
レコードブレーカーと名づけた流麗なマシンを市販しています。このマシンにもストッパー付きロングシートが組み付けられて
います。
また市販レーサーMVコルサなども同様にロングシートを
採用しているようです。直線ではお尻をイッパイ引いて
ハンドルにしがみつくような、しかしステップの位置は
もう少し後にくるとピッタリとか・・・・
しかしコーナーで体を起こした途端にキチンとコントロール
できる・・・・市販スーパースポーツならではの
ライディングポジションが想像できます。

車体には4ヶ所でフレームにラグを介して
取り付けられています。

完成したロングシート

シートのサイドのふたつの孔はは取り付けマイナス
ネジが付くところです。
写真でチョット見難いのですが・・・・・
プラ素材の薄いものは強度で心配ですが、
少しの膨らみや凹みなどの工作には使い易さと
仕上がりの面でも使い分けは必要です。
先輩の諸氏のように皮加工が出来るようにその技術も
習得したいのですが、とても難しそうで
ためらっていましす。
ガソリンタンクの最終版です

中空にしたことで重さは軽いのですが、一部に
計算違いが生じ、つついていたら孔が空いてしまいました。
荷掛けフックを埋め込むためにある程度の
厚さが必要でした。フックは1mm幅03mm厚の
洋白板を使っています。フレーム取り付けフックを
含めて7箇所、簡単に考えていたのが、とんでもない時間が
かかりました。

禁句になっているのですが、「こんなもんである」
と何度もつぶやきながらの作業でした。
排気管のメガホン部分はプラで早くから加工
して準備していましたが、EXパイプが未工作で
した。4mmアルミパイプ(内径2mm)を熱処理
したあと、塗料の瓶を冶具にして曲げて加工しています。

磨き出しをしたらメガホン部の塗装処理と質感が
全く異なり、やっぱり駄目とオシャカにしました。
新たにアルミ板で製作しをして完成させるつもり
です。
写真左
宿題の尾灯を作りました。
市販のプラ素材にジャンクの
プラ材を追加して加工しました。

写真右
今回の製作で最も完璧に
出来たのはテールライトでした。
レーム最終版
何故全部まとめて作らないかと不思議に
思われるでしょう。1:9スケールのスクラッチでも、各部品のサイズはある程度甘めになります。各部品が完成して、予定位置に置き換えて微調整を繰り返す必要があります。今回も最後に追加されたのがバッテリーケースですが、フエンダーの位置との干渉で約1mm移動させました。
そんな事で最初の写真とはガラリと様相が変わっていると思います。
マシンの色は全て銀一色です。きわめて苦手な
塗装色です。今回は銀の基本色を4種類に分けたいと思っています。
フレームはミスターカラー411クラッシク
シルバーを使用しています。落ち着いた
シルバーでフレームを目立たないように・・・・

そう上手くはいかないでしょうが
シリンダーとヘッドの組み付け
やっとシリンダーの形が出来ました。
本来シリンダーヘッドのバルブスプリングが露出しているの
でしょう・・・そのスプリング部分からオイルの飛散を
防止するために茶筒の蓋のようなカップ状の缶が付けられ
ています。さらにそのカバーを抑えるための大きな
挟みバネが前後に、さらにそのバネ外れないように
コイルスプリングで引っ張る。
とても複雑な構造になっています。
松永隊長からこの仕組みは絶対に手抜きしないように
使用する材質まで念を押されています。

はっきり申し上げて難しい工作の連続でした。
尚、コイルスプリング実車ではメッキされています。
手持ちが無かったので有り合わせの黒いスプリングを
臨時に使っています。
ヘッドライトハウジング
適当なスピードメーターのデカルがありません。
古いデカルのジャンク(何でもジャンクがある)から
それらしきもの見つけて、余分な部分は筆で消して
(黒く塗りつぶす)転用しています。一応イエガー
のマークがあります。




なかなか進展しませんがタンクの塗装が終わると
後は全体組み立てになります。予告では12回を
予定としていましたが、あと9回〜最終回の2回で
まとめる予定です。
私自身も今度の作品だけは完成したらどんなマシンに
なるのかイメージできていません。
6月中旬完成をめどに頑張る?更新が遅れ気味ですが
ご容赦下さい。
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