Modeling note        file 39
 
 Jamathi 50cc GPracer 1971年       連載5回 最終回            FULL SCRATCH MODEL
  

   残暑お見舞い申し上げます。 あわせて水害の影響地域の皆様、心からお見舞い申し上げます
      毎年多大な被害を受ける西日本特に九州地区は今年は殆ど降雨がありません。全国の皆様に何か申し訳ないような気分です。
      その代り、ここ数日中には取水制限が始まる予定です。酷暑と合わせてこの少しくずれた自然気象の変化に文明発展が自然を損なう。
      何か必然のように思えてきました.


 8月22日    作品完成写真(お盆行事などで若干おくれました 最終回
代表写真(1)

オランダの職人魂が発揮された特異な二輪メーカー、守り続けたポリシー、モデルを通じて何か伺いしることができないかと懸命に挑戦しました。

人間は面白いものですね。マシンの外観の好き嫌いの判断と技術の優秀性とは別物のようです。完成しましたら大好きになるはずなのですが。ちょっと気おくれしています。
代表写真(2)

街のコーチビルダー的な感覚が薄れて、きわめてきれいに理にかなったマシンに見えます。69年70年タイプはあたかも総力戦の感じがおしだされていました。
勿論エンジン形状、前後サスペンションの構造から考えると最新モダンマシンと考えるべきでしょう。
代表写真(3)

右側から見るとスリムに絞り込まれたボデイ、タンクと呼ばれているようですが、この水準ではビックリ驚くこともなかったかも知れません。あくまでも私個人の想定ですが新しい技術、ノウハウの蓄積はあって50cc容積の限界が見えてきたのかも知れません。
代表写真(4)

左真横から。技術者たちは今までのノウハウを70年前半で見直しを図り、大型水冷ジャッケット、大口径ロータリデスク吸入バッテリ点火の基本路線を守り再度原点に戻ったのではないかと?したがってBSマシンと相似したお世辞にも恰好いいと呼べないマシンとは反対にむしろ洗練されていたのます。
代表写真(5)

この視点から見るとGPグリッドに並べば驚異的に見えるスモーラーです。
排気管のピースエンドは規定から5cmほど長いのではないかと思います。手元に69年規定改正後の資料がなかったので確認できていません。
規定は別にしても絞り切った排気音は多分独特の音域であったでしょう。
代表写真(6)

ここまで来ると写真に慣れました。一切余分なものがついていないGPレーサーの1台です。シートカウルの留め金の構造がちょっと理解しにくいのですが・・・・・アルミ板でダミーで貼り付けています。

回転計はクロバー16.000rpm目盛を使っています。
代表写真(7・8・9)

若干角度を変えた写真です。真上から見るとタンク最短幅は約8mmです。本当に細くて長いマシンです。


スズキ、クライドラー、ブルタコなどは技術や部品の交流があったように見受けられます。
  クローズアップ写真    製作過程でご説明していますので写真のみ掲載しました
タンク色の調達

71年型ヤマティの赤がありません。何度も赤色の色合わせを試みました。赤は混色すると次第に濁り目立ちます。そこで3色いないで結果をと。基本色にはクレオスGX3ハーマンレッドを、79番、68番を加えて何とからしき色合いにしました。たまたま使っているホーロー引きのカップと同色になりました。
デカルはインクゼット自家製です。
一番きれいな写真

今回も選定にこまりました。きれいというより好きな写真ということです。長期間の閲覧ありがとうございました。別記ご案内のように9月上旬私の作品は約50点を展示します。
お近くの方是非お立ち寄り下さい。





次回以降の作品について少し悩んでいます。自分の方向性が見えなくなって困っています。フルスクラッチも限界です。

 2013年8月      柴田 一彌
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