MODELING NOTE  File 33
 
  HONDA CR-71  PRODUCTION RACER  (1959) 連載5回予定        FULL SCRATCH
CB72 YOSHIMURA SPECIAL

量産された市販スーパースポーツをPOP吉村が独自のチューンでレーサーに改装したマシンでSOHCながらきわめて高出力のパワーはクラブマンレースでも大活躍、その速さはフアクトリー勢を脅かす存在となっていました。
基本エンジンはC71を引き継ぎ、外観上は酷似していますがオイル潤滑を方式を始め細かな改良点が見受けられます。クランク位相の異なるT型U型とあって、ボアアップ版305ccタイプも同時に発売されていました。
写真は2005年に製作したもので今回CR71の工作に比較参考のために使用しました。

1:8レベルキットから9:1にスケールダウンしてパーツもコピーしたものです。したがって忠実度は高いのですがフルスクラッチと呼びにくい気持ちもあります。
幻の市販レーサーCR71と量産スーパースポーツ車の違い・・・・模型工作の分野では何れも時間をかけないと完成しないことが分かりました。
 7月26日  失敗のやり直し       第4回の3
タンクの再々修正

前回、工作手順までお伝えしながら組み上げますと、やはりタンクバッジが飛び出して出目金になりました。やはり最初から落とし込みの工作をしておけば・・・・結局タンク側面を削り落としてバッジを埋め込み穴を施したプラ板を貼り付け加工をしました。作業は大変でしたがやっと気分爽快になりました。
(写真下2枚 改修後です)
仮組み

前の工程の延長線です。
排気管の位置決めとタイヤラインのチエックをしてこの段階で固定作業に入ります。
 7月29日 完成写真集 やっと出来上がりました 最終回
全体写真(1)

公道マシンのCR71と全く別の雰囲気に変わります。赤いロングシートとストッパー付きにヘッドライトがゼッケンに変わり後輪フエンダーと工具袋が取り外されただけです。何故かレーシングキット装着車の方が猛々しさが消えて少し柔らかみのある車に見えてきます。何れにせよ、このあと独創的なレーサーを生み出すホンダマシンの中では異彩と思っています。

ゼッケン色グリーンは日本国内では有り得ないのでは?そうです。製作者のわがままでNSUマンクスからの連想でした。ところがこのゼッケンの色がアクセントとなってマシンの全体像を優しく変えたようです。
全体写真(2)

今回の作品はともすれば投げ出したくなるような失敗が重なりずいぶん遠回りで完成しました。愚痴と一緒に製作工程でほぼお伝えしたい事は解説済です。
 クローズアップ
タンクキャップ

最も良く出来たパーツになりました。
スタビライザー

最初の洋白1・2mmをアルミに変更しています。
ニーグリップ付きタンク装着車

タンク側面にラバーのニーグリップを貼り付けただけでその他の変更はありません。
これもまた面白いもので、マシンの見え方がガラリと変わります。

同じような角度から数枚撮ってみました。



毎回、そのマシンの魅力的な視点でこれが決定版とか言っていますが、CR71は不思議なマシンです。どの角度で捉えても殆ど魅力的でした。いまだ、熱烈なフアンに支持される理由もいろいろですが、工作を通して少し理解できたように思えます。

個人的にはこのアングルが最も好きでバランスのとれた市販レーサーらしさが見えるようです。







下の写真はどうしても並べたかった2台です。
左YAMAHA YDSレーシングキット装着車
右HONDA CR71レーシングキット装着車
日本のロードレースの黎明期を飾った
250ccスーパースポーツ

勝者と敗者に区分されるかも知れないこの2台のマシン。クラブマンレースというカテゴリーを確立させたことは高く評価すべきでしょう。



長期間の閲覧ありがとうございました。年を重ねるとダジャレや悔やみ言葉が多くなり恥ずかしい思いです。プラモ、趣味の世界ではもっと気楽に取り組み、工作の楽しさをお伝えするように心がけます。
こんないい格好できるも某球団の好調さが原因かも知れません
(これが既に余分な部分でした)またSさんご協力ありがとうございました。

2012年7月            柴田 一彌
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