Modeling Note   file 7
 HONDA CB72 YOSHIMURA SPECIAL   連載 LAP7

パーツごとの塗装もすこしずつ進んで、残りは排気菅だけになりました。
やはりいつもの手順のようにエンジンの粗組みが完成した段階で作っておくべきでした。
エンジンの塗装が終ると現物に合わせて何度も着脱を繰り返すと色んなところで問題が発生します。
塗装済みの部品に傷をつけないようと意識しすぎて工作が上手く出来ません。
作り上げた排気菅がどうしても納得できなくてオシャカにしました。
再製作しかありませんが排気菅に関して何か緊張感が薄らいだような思いです。
こうなれば当時Y部品と呼ばれたキットパーツのメッキされたメガホンタイプを考えています。

8月25日 塗装のつづき
未塗装のクランクケース右側が完成しました。
ダイナモカバーはアルミバフ仕上げでピカピカです。
ヨシムラマシンでは取り外してあるものもあります。

ヨシムラマシンが大活躍した第一ステージの
雁の巣コースでは一部未舗装部分があって、
前輪の巻き上げる小石など異物の進入を防ぐために、
取り付けられることもあっったようです)

クラッチワイヤーはケースのほぼ中央にあるマイナスの
ナベネジのあたり、その上部から取り出されています。
シートカウルはアルミ磨き出しです。実はこれは3回の
失敗を重ねています。アルミ板をたたき出す技術があれば
一番間違いのない方法でしょう。

純正パーツリストにはストッパー付きシートは見当たりません。
モデルにした現存の車両には着けられています。あるいはCR用パーツに用意されたものが一部社外に流出したかも知れません。
タンクは鉄板製の市販車用にニーグリップ部分を継ぎ足して
ロングタンクにしていました。当時は単に銀色を塗装していました。グンゼシルバー8番をそのまま塗装しています。
工作が難しいタンクキャップがまだ出来上がっていません。
合わせてコックやストレーナーなど面倒な細かい部品つくりが
未解決です。

タンクにはYOSHIMURAの文字、KTAなどの
文字入れが残りむしろこれから後の作業が時間が必要になります。
8月26日 面倒な部品つく

写真左 アクスルシャフト前後 右が後輪用です。今回リムに金属を使用したので通常のステップ型のスタンドでは
折損が見えています(バックステップのプレートの構造上からも補強方法がないので)シャフト貫通のスタンドに
設定しました。2mmの真鍮パイプにタップを切りアルミ板からナットを作成しました。あとで考えると5mm程度
両方から穴明けしても結果は同じだったのですが。凄く時間がかかりました。
左側の前輪用は市販の真鍮素材の2mmネジに半田付けで真鍮パイプをエンド加工をしています

写真右 リアスプロケット プロターのゴム製チエーンを使うためにアルミ板05mmから加工したものです。


閑話休題
・・・
CR71と較べてCB72はどんなに変わっているのですか?・・・・
「CR71は元々国内レースを目的としたもので、量産が出来難いものでした。
エンジン構造をはじめ要所に高価なパーツをつかってとても贅沢なつくりになっていました。
・・・・・CB72に較べるといささか泥くさい設計かも知れません。カムシャフトの駆動が
ギヤからチェーン駆動に、これらは駆動ギヤを上回る高性能チェーンが開発されたことです。
ピークが1万回転ですから十分に耐久力は立証済みです。
・・・・
CB77であればカナダからメキシコまで連続スポーツ走行が可能と言う事です。
・・・・・フロントブレーキは当初ツインカムを予定したのですが十分過ぎる制動力から
あえてシングルカムを採用しました
・・・・・・・・
  
月刊誌「オートバイ」1961年1月号の記事で本田技研の奈良要一氏の談話から抜粋転載

8月28日 仮組みをしてみました
エンジンをマウントした右側部分です。
やっと少しだけですが
それらしくなってきました。
同じく左側ですが正しい角度ではありません。
前につんのめっています。
同じ状態を上面からバッテリーや電装品を
見せたい部分なのですが
完成すると全く見えなくなります。
右側真横の写真ですがいい加減撮影の
典型です。
後輪スイングアームが逆さまになっていて
お笑いです。

次回では排気菅やステップ、ブレーキペタルなどの金属部品を作ります。
またタンクに貼り付けるYOSHIMURAの文字もドライデカルをやっと見つけてきました。
インレタの英文字は殆ど店頭にありません。全く売れないそうです。
9月中旬までに完成をさせて、最終回LASTラップにしたいのですが、
予定どおりに進むのでしょうか。最近自己管理が出来ないモードになっています。


9月4日 排気菅をつくる
4mmのアルミパイプで排気菅部分を、03mmのアルミ板を曲げ加工してメガホン部分をつくり組み合わせています。
アルミパイプ内径2mmすなわち肉厚1mmを使用しないと均一の加工が難しくなります。金属加工はいつも苦心していますが、今回もガスの炎で熱してから曲げています。焼きすぎると直ぐに溶けますし、焼いたアルミは1回曲げるとそこで固くなって、もう同じ部分は曲がらなくなります。治具がどうしても必要になります。

しかし質感は金属ですからバフ掛けをしますとメッキ同様の光沢がでて、他のプラ素材がさらに引いてしまうようです。

金属工作の続きです。
ブレーキペタルとシフトペタルは08mmアルミ板から糸鋸で切り出しました。CB72用レースキット(Y部品)には2種類の
シフトペタルがあります。これはリンケージで同一動作をするタイプを設定しています。
一度出てきた写真?
実は前の写真は「シート出来た」と大喜びですぐに撮ったのですが、忘れ物がありました。リベットを新に埋め込みました。
従来虫ピンを使っていましたが、埋め込んでも突起が少し大きいような感じで、最近は08mmのアルミ腺を加工しています。
しかし、この方法は時間がかかり過ぎます。

シートカウル(実車)はアルミ製ですが、これは銀塗装のプラ素材です。何とかアルミ叩き出しの技術を会得したいと思います。
この写真は、オートポリスサーキットのパンフのにあった「ヨシムラ意外な事実」に掲載されていた珍しい1枚です。

たくさんのCBが集まっています。殆どのマシンがY部品を装着しています。唯一、右端の車番19には何とヤマハYD−S1のレーシングシートが付けられています。

さらに左端に写っているシャツ姿の日本人青年は、著名なCBライダー松本明氏です。
松本氏の談話とCB72の持つポテンシャルについては最終回でお伝えします。
 
9月6日 仮組みをしてみました
まだ未工作の部品もありますが、前後輪をつけて、排気菅を仮組みしてみました。
市販スポーツ車ベースのロードレーサーらしい少し泥臭い雰囲気がでています。


ガソリンタンクはフェールコックを忘れていたので架装していません。

スタンドはジャンクにあったものがピッタリでしたから、とりあえず転用しました。

台風14号が九州に上陸しました。今年は何故か地域にかかわらず自然災害が続発しています。
今まで、あまりこんな事を真剣に考えたことももありませんでしたが、台風のおかげ?で、
交通機関が全てストップ。仕事は突然のお休みになって模型つくりをしている。
そんな自分に何か少し戸惑いを感じました。
同じ西日本にお住まいの皆さんに台風被害のお見舞いを申し上げます。
さて、次回は不足部品の追加工作をして完成させ最終回にしたいと思います。


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