Modeling Note  file 7
 HONDA CB72 YOSHIMURA SPECIAL    LAP 6

出来上がったそのパーツをキットのように並べて喜ぶ場面ももう少しだと、自分に言い聞かせながらコツコツと
部品つくりを続けてきました。しかしこのCB72をスタートしてから既に4ヶ月近く経過しています。
閲覧いただく皆さんもそう思われるでしょうが、私自身もプラ板とプラ棒だけの工作物語は、
少しばかり疲れが出ますし面白くもありません。
まして仕事の多忙さが進捗に影響して空白が長かったりして無味乾燥状況に拍車をかけているようです。
もう少しでパーツがほぼ完成して、例のようにキットの箱明け状態の写真が撮れると、
いよいよ大好きな?塗装作業に移行できます。今回まで地味な工作過程にお付き合い下さい。

 8月3日 ハンドルまわりの部品その他
この変な部品は何だ!

CB72は市販スーパースポーツ車という独自の呼び方でネーミングされていましたが、この車の性格を裏付ける部品のひとつにステップがあります。材質はアルミ鋳造でスイングアームのピポット部とフレームボックスをZ型で組まれて、ステップがノーマルとY部品装着の後退型と両用できるような構造です。

実車の場合はなるほどと言う事なのですが、模型の場合のリブ付きはチョット困ります。結局1mmのプラ板でベースを切り出して廻りに05mm厚の帯を貼りつける様にしました。一番細い円形部分は2mm程度ですが何とか接着できました。

さらに必要な加工をして仕上た状態です。(上の写真は深夜蛍光灯で、この写真は窓からの自然光です)
全長で20mmくらいのこんな部品つくりが最も時間がかかるようです。左右対称に何度もチエックしながら結局、数時間を要しています。(左が裏側です)
タコメーター用のブラケットです。現存するマシンにはこんな形状にメッキされてものをステアリングヘッドに付けられています。回転計は市販レーサーCR71の部品が転用されていました。横長の平板は正面の車番をつけるステーです。白いプラ板は回転計のホルダーですが計器がつけられるとほぼ見えません。


当時、MCFAJのレースレギュレーションで、クラブマンレース参加車両はカウリングを着けられませんでした。
忘れている小さなパーツをせっせと追加しています。

左から、シリンダーヘッドに付く回転計の取出し口(形状間違いをつくりなおしたもの)

中央、CR71用のメーターパネル(何とHmホンダのロゴ入り)
これは私の製作ではありません。
(静岡県のSさんから良かったらお使い下さいと提供されたものです)メーターケースは現在製作中です。

右は、説明の必要もないでしょうがパネルの裏貼りです。
チョットと休憩です






今年の日本GPから
パドック裏に展示してあったポケバイ2台
カラーリングは本格的できれいに仕上て
ありました。
 8月6日 その他の部品追加
写真左上
クリップハンドルは4・5mmと2mmのプラ棒から。
写真右上
レバー類はジャンクにも適当な物がなくとうとうコスモさんの
GPレバーのアジャスター部分を切断して丸型に取り替えるように加工中です。


写真右
コスモさんのH型リムを予定して準備しました。
左のホイルが38穴で磨き出しのない1500円の商品です。
右がポリッシュ38穴2300円の商品です。
鋳型自体別物のようで、ソリッドタイヤが対象の場合にはポリッシュを選択すべきでしょう。(ニップルの窪みに注意)
CB72のエンジン始動は本格的なセルモーターが付けられていますが、レース仕様ではセルを取り外して蓋をするようになっています。ホンダでの正式名称はクランクケースサブカバーです。


ちなみに部品コードR711110価格60円です。
付属のネジはYB721172価格60円(4本セット)
いよいよ大枠の部品が完成!
あとは塗装して組むだけ・・・


何と大きな忘れ物があります。排気菅のフランジまであるのにメガホンマフラーがない。
全く忘れていました。


単気筒なら直ぐ出来るのですが左右対称の2気筒はチョット面倒です。今日の内にプラ板を巻いて準備をしましょう。

キット状態にして並べるとこれでもう完成したような気分になります。
しばらく部品つくりばかり続いて塗装作業をお休みにしていました。
よく考えると本当はこれからの工作作業が一番大事な行程なのです。
現存する実車は傷みもひどく塗装も剥げてあまりきれいではありません。
しかし私の塗装技術では、レストアされた展示車両の設定レベルにするのが無難かも知れません。


8月12日 塗装作業にはいる
遅れていた塗装作業になりました。
最初にフレームを塗装しました。フレームにはワイヤーハーネスも含めて、追加して取り付けるパーツがたくさんあります。


気温が高くエアコンを運転しながら作業を続けましたが少しカブリ気味です。
バッテリーをはじめ今回は電装品にすべて配線を施しました。上部にタンクとシートが付くので全く後では見えません。


外形05mmの電線を使っていますが労多くして見栄えせず、まさにこの作業に無駄な時間を費やすなら見えるポイントに気配りすべきでした。
予め塗装しておいたハブやドラムにスポークの組み付けしました。実車ではドラム表面がピカピカになるくらいバフ掛けをされているものが多かったようです。
使用しているタイヤはMZ250やモンディアルに使われているもので、ジャンクのなかでは最期の一品になりました。
若干のパターンの違いが気になります。とりあえず最もCBらしい選択はこれしかないようです。

この製作記の冒頭に輕部さんからレベルの1:8スーパーホークのキットをお借りしていますが、その中のタイヤの繊細さに改めて驚きました。何とOHTSUの刻印がされています。
タイヤは改造がほぼ不可能です。改めて二輪モデルでのタイヤの重要性を感じます。
素材段階のリァサスペンションを塗装しました。
アルミ削り出しでサスカバーもアルミですから、質感も出て当たり前です。作業はカバーにスーパーブラックを塗っただけでした。フレーム塗装のオマケ作業みたいなものでしょう。
8月16日 エンジンの塗装・その他の部品
エンジン左側部分です。
フレームに組み付ける前の作業がありますので先にブリザーホースなどを付けています。
キャブが市販車と異なるのでワイヤーも細い黒色に替えています。

クランクケースカバーはバフ仕上げを思って、最初アルクラッドで塗装しましたが、やや異常な感じで納得できずにグンゼシルバーで再塗装。表面を少し磨いて
みました。バランスはいいのですが、実車のニュアンスは出し切れていません。
写真左 素材段階では良く見えなかったエンジン下部
完成すると先ず見えないオイルポンプと深い冷却フイン。クランク右ケースは未塗装です。
写真右 キャブレター完成品(フロート蓋のマイナスネジは表現できていました)
ブリーザーパイプに使った内径1mmの透明チューブ。電子材料店に売っています。
価格は105円でした。
材質が柔らかいのでとても使いやすいのでお勧めします。

何とか塗装が少しできました。限られた時間のなかで慌てて作業をしていますとやはりミスが続きます。
筆洗いシンナーと塗装用を間違えて攪拌して悲劇が起きたり、細かい部品を床に落として、
それを探しても見つからず、仕方なく再製作をするとこんな所にあったと、
部品が出てきて何か大損をした気分になったり、駄目ですね。工作そのものを、
もっと楽しむ余裕を見つけたいと思います。次回はエンジンと足回りをまとめます。

モデリングノート目次にもどる 次ページLAP7に トップページにもどる