HONDA CB72 YOSHIMURA SPCIAL   長期連載   LAP4
いよいよ、工作の遅れの言い訳が見つかりません。ヒロシ流に言えば「何時のまにかスランプになっとたです」・・・・・・・・・・・
細かい工作が続くキャブレターの段階になりました。資料を見ると手持ちの工具でこんな複雑な工作が
果たして上手くいくか疑問でしたが、ともかく三国AMALらしきものに挑戦しました。
 6月15日 AMALキャブレターに挑戦
実車の写真撮影はしていますが、キャブレターの細かい部分までは
見えていませんでした。製作に先立って、前回もご紹介した不老隊の松永隊長から
単品写真のほかにこんな分解図面まで送っていただきました。
これでもう絶対に誤魔化せない所に追い込まれました。

いつもキャブは作りましたとか言っていますので今回はは材料と
部品割?構成についてお伝えしましょう。


しかしここまで細かくは到底出来そうにありません。が、とても助かりました。
当時ヨシムラのチーフメカであった太田氏に見せたら
「そうだよこのキャブだよ」
さらにキャブにまつわる話も聞く事ができました。
フロート室とその蓋の部分
ミキシングボディに付けるために大きく削り込みしています。
5mmプラ棒素材です。蓋も同じく5mmロッドから、
ボデイには3ヶ所にマイナスネジで留められます。
ここでは06mmロッドを埋め込んで表現しています。
塗装した時点でどんな状況になるのでしょうか。

お断り
キャブ実物には、蓋のネジとネジの間にAMALと文字が
細かく浮き出しています。一文字が1mm以下の細かいものです。
文字入れは降参して省略しています。
ミキシングボデイ部分
ここには4mm径のプラロッドを使います。
三角のプラ材はボデイ側面につけるAIRアジャスタのガイド部分です。
1・5mm厚のプラ板を加工します。

左側がキャップとアクスルホルダーユニットです。
以前はキャップにプラロッドに溝を掘り込んだり大変な工作を
強いられていましたが最近はズルをして、コトブキヤの
ガンダムパーツからジャストサイズを発見して転用しています。
但し使えるのが僅かしかありませんので結構無駄をしています。
しかし出来上がりは相当な物で、200円の投資は
時間節約と共にお勧めかも知れません。
シリンダー側マニホールド部分
左側がフランジです。1・2厚プラ板を使っています。
右がマニホールド、3・8mm径ランナー転用のロッドです。

既にお分かりのようにミキシングボデイを中心(軸)にして
前後からマニホールドを、さらに側面からフロート室を組み付け、
組立てる方法をとっています。

吸気側マニホールド部分
ミキシングボディからすぐにファンネルが付いています。
材質は3・8径ランナー転用ロッドです。

ファンネルは既製品の1:24の自動車用の部品(在庫があったので)
短く切り詰めています。バンドはアルミパイプ4mmの内側を
3・8mm径まで削り込んで嵌め込み式に加工しました。
これは時間ばかりかかって意味のない工作のようでした。あとで
洋白帯板を巻いて作れば簡単に出来たのですが・・・・
細かな部品ばかりです右からフロ−ト室のガスケット
ドレンナット・台座・エァージエット・ナット・給油口など
材質は全てプラ材を使っています。
ガスケットは実物は赤い色をしたファイバー製でした。

当時ヨシムラでチーフメカをしていた太田祐三氏

ヨシムラマシンは全てPOP一人の手でチューンされているように
思われがちだが、実はこの太田氏の陰の力が大きく貢献している。
若い頃は、みんなからヒロミちゃんと愛称で呼ばれ、
朴訥な人柄でマシン一筋に歩んだ典型的な職人と言える人。


現在、佐賀県唐津市在住でクラブ雁の巣会の役員を務める。




・・・CB72に最初からついてるCBキャブは、レスポンスは良かったが、
フルチューンしたエンジンにはガスの供給量が足りなくなる。
だから、この三国のアマルに変えて加工して使っていた。
  調整が比較的容易で、ほぼのぞむ結果を出してくれたと思う。
・・・・・確かメグロやキャブトンにも使われていたが、振動に強いというか油面が安定していた。
CB72には22パーくらいの小径で十分だったように記憶しているが・・・・・・
・・・同じ形を2個並べて・・・・左右なんてないよ・・・・・
調整がやり難いかって?・・・・・そんなものは特殊な工具をすぐ作って
調整できるようにしていたから特別意識した事もなかったよね・・・・チョークは外していたね・・・


ご紹介した製作部品をまとめたると20点以上に
なり作業の途中で工作台から床にポロリと落ちて、
製作時間より部品探しの時間のほうが長いということの連続でした。


写真右はこのパーツ使って組み上げたものですが、
同じ作業をもう一度と考えると少しだけ気が重くなります。しかしこれでエンジンの出来上がりが見えてきましたから後はピッチを上げて一気にと完成!とまたも楽勝ムードの発言になりました。


写真下の3枚
全体のまとまりを見るためにサフエーサー1000番を下地仕上に使っています。心配していたフロート室の蓋のマイナスネジも何とからしく見えそうです。
4月中旬に製作開始してもう2ヶ月経過しました。まだやっとエンジンとフレームの一部が出来た
状態です。フルスクラッチといってもこれではあまりも遅いと反省しています。福岡県西方沖地震が
発生したあと、いろんな出来事も発生して混乱に拍車をかけました。そろそろ事態も好転の兆しがあって
キット模型つくりも軌道に乗るでしょう。次回はフレームを完成させます。
 6月27日 フレームを完成させる
フレームのなかで簡単な部分と思っていた後輪スイングアームつくり足しました。やはり簡単にセンターが出せずに、
てこずりましたが何とか完成。併せてリヤサスも一緒に消化?してしまおうと悪戦苦闘をしました。
写真左上
3mmプラ丸棒と1・5mmプラ板の組み合わせでアームを。

写真右上
1・5プラ板でメンバーを入れて出来上がり・・・・メンバー構成の形状は実車と若干異なります。3mmプラロッドは材質がやはり弱く微妙なねじれが発生するので強度本位にしています。

写真左
不本意な完成スイングアームです。
下のシャフトは2mmプラ棒にダイスで溝切りました。併せてプラ6角棒にタップを切りました。(プラ材採用の結果は疑問です)
チーエン引きは03mmアルミ板です。実車もきわめて単純な形状で助かりました。


 
平位 政之氏 


自分もライディングするホンダ陣営のチーフメカ、
CB72のカム駆動をチエーンからギアトレインに改造したマシンつくりは、
関係者だけが知る逸話として有名。
メーカー側の視点からヨシムラマシンと向き合い、サポートを惜しまなかった。

 
CB72ギヤ駆動カムエンジンのお話は、別項でお伝えします。

福岡市東区在住 岡市東区在住 現在「雁の巣会」事務局で活躍中


・・・・エンジンの性能だけが向上するとマシン全体のバランスが
おかしくなる。当然ヨシムラマシンのように市販ベースから50%以上も
チューンされると、最初はフレームが伴わなくなってしまう・・・・・
・・・柴田さんバックボーンにV型の補強用のサブフレームを追加していたから・・・
忘れないようにね・・・・パイプ径は18か20mmだったと思う・・・・
平位氏の指摘で追加したサブフレーム(バッテリケースの下側にV型で拡がっている部分)18mm径なら1・6mmでピッタリと早合点して5分間で完了しました。


そのあと資料をみていくと乱暴な溶接で補強されている事実を発見しました。
フレームは、ほぼ完成しました。
一応この時点でもう一度、垂直・水平と中心出しを確認しておきます。
プラ材の場合接着が硬化すると、微妙なズレやねじれが発生します。
製作過程のなかで何度も何度も確認して作業を進めるのが結果ピッタリとかキッチリとかにつながるようです。



リヤサスが未消化です。不慣れな深夜作業の展開となりました。
外観上の設定を考えますと徹底した軽量化のためにサスカバーを外したものもあります。
また黒い塗装そのままのマシンもありました。今回は市販車がベースのレーシングマシンと、あえて黒塗りカバーつきに設定しました。

旋盤でアルミ材を削り出し、その他のパーツはジャンクボックスから似た形状のものを加工しています。未塗装ですからわかり難い説明になっています。
料理番組のように下ごしらえと称して、
ずっと後の作業の接着を前もって準備したりします。
レースシートのストッパー部分が必要なので、
前回改修した時に余ったモリーニ250のシートを転用しています。
但し幅が不足していたのでプラ板3mmをサンドイッチにして
広げています。厚み1mm程度ですからひ弱です。
ともかく完全接着になるのを、ひたすら待ちます。

次はシートからタンクと削り作業の連続になります。
大分県湯布院にある岩下コレクションホールで通路に置いてあった未展示モデル。ベネリ175(年式不明です勉強不足で市販車のことがあまり分かりません。
詳しい人にご教示いただいたのですが、そのメモが見当たりません

白いプラ板の張り合わせの連続で淋しい画面が続いています。次回はリューターがつくるスペシアルタンク?です。









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