HONDA CB72 YOSHIMURA SPECIAL  長期連載  LAP 3
 5月27日 クランクケースの完成
いろんなことがあって遅れていたCBのエンジン部分の工作を再開しました。
少し疲れもたまっていてペースが上がりません。気分的にも乗り難い、こんなときに
何かきっかけと言いますか、元気のでるような事に巡り合えればまた走り出すのですが・・・・
所属している模型クラブ不老隊の隊長は今回、静岡の作品展から逃げだして、
当日はるばる九州大分のオートポリスサーキットに出走。
何と決勝レースで第2位、準優勝を飾りました。このニュースで元気出ると思ったのですが、
やっぱり一旦落ちたパワーは戻りませんでした。

 
写真左 クランクケース下部(裏返して下側の前から見た部分です)細くて深いリブの冷却フインです。中央の6角スペースに
 オイルポンプやドレンキャップが付けられます。工作はフインのある部分は前述の張り合わせたソリッド構成になっています。

 
写真右 後方から見た部分です。後ろに飛び出したラグ状の2本の突起はフレームと組み合わせられるところです。
 実車のようにクランクケースが構造材の一部を受け持つところですから、パーツリストの図面のように補強があります。
 可動しないプラモで、フレームのボックスで隠れて全く見えなくなります。だったら不要な工作でした。


同じく右側部分です。丸い切り込みの部分がプライマリー スプロケットの位置になります。勿論この上に右側カバーが つきますし、実車とは全く違う処理です。
クランクケース前方から
上側のプラ板2枚のところに実車ではセルモーターが付きます。当然レース仕様では取り外されてさらにこの上にメクラプレートがネジ留めされています。写真ではまだ未加工です。
上面から見た部分です。中央に少し右に飛び出している所にオイル注入蓋がありますが、ヨシムラマシンでは一様にこのキャップを加工して代わりにオイルブリーザーを組み付けていました。写真では未加工です。
オイルポンプの部分です約8mm程度の部品です。
とうとう周りのリブを省略して雰囲気重視(都合の良い言葉)にまとめています。
左右のカバーを付けてみてエンジン組み上がりの想定をしてみました。
どうやら
らしくなってきたかなと・・・・・・


これから下地仕上げになります。
キャブレターを除くエンジンパーツです。この状態は丁度キットから部品を取り外しチエックしている気分で少し出口が見通せる過程で楽しみのひとつです。

本当はヨシムラエンジンは軽量化と熱処理のためいたる所に軽め穴が施され、また一部のパーツは極端なくらいピカピカにしたバフ仕上げがありました。
そうしますと個別塗装が必要になり、この段階では仕上げ処理もパーツ毎に変えていくためこれ以上の組み上げはしません。

プラ板の貼り合せた映像が続くとても暗いホームページになっています。しばらくの間お許し下さい。
次回はキャブレターかメインフレームのいずれかを加工します。キャブレターでは前回コメントをもらった
元GPライダー永松氏がエピソードを聞かせてくれるそうですから楽しみにしています。


 6月5日 メインフレームをつくる

思ったよう工作が進みません。企業勤務の時代に培った?出来ない理由で申し上げると、
日本GP第4戦に今年もご招待されてオートポリスサーキットに行き30日月曜日に帰福して、
直ちに夕刻から仕事で結局は苦手の深夜作業と土・日の休みでここまできました。
とうとうキャブレターは気持ちだけで全く手付かずの結果となりました。


日本GPでの面白い話は別の機会にお伝えします。


CB72のフレームは鋼管で出来たパイプフレームとは若干異なります。一部パイプと鋼板プレスを併用したバックボーンタイプと呼ぶべきでしょう。RC系にみるエンジンを構造材にした巧みな強度設計を量産車に採用しています。
接合部分には鋼板を重ねてモトクロス競技参加を可能としていますが、同時期のヤマハYDS1との設計ポリシーの違いも歴然したものがありプラモといえども工作過程ではきわめて興味深いものです。しかし模型の世界ではとても作り難いフレームです。
背骨になるプラロッドは1:9では3・8mm径です。5mmのロッドを旋盤で削りましたが、やはり上手く出来ません。結局エレール社のBMW75のキットからランナーを見つけて真円をだして3・7mm径にして使いました。ただし材質がとても柔らかくこの単純な曲げ加工が3回失敗しました。エンジンヘッドに懸かるダウンチューブは2・5mm径です。今回からエバーグリーン社製からPlastruct製に変更しました。値段若干割高ですが真円が出ているようです。

左下 ダウンチューブにメンバーを付け足したものです。
写真右
メインフレームと連結してエンジン抱える箱状の部分。
量産車にはメインスタンド、サイドスタンドが取り付くために複雑な構造になっています。
ボックス状の部分を背骨部分と繋ぎました。実車ではフレームは箱の下まで貫通していません。上部に溶接されています。工作の便宜上まだ残しています。


左下写真 
細かな切り紙細工みたいな部品ですが、これらはフレームの接合部分補強用のリブです。リヤーサスの受ける場所や、フレームの中心で応力を受ける場所に追加して貼り合せていきます。05mmプラ板です。実車では4mm厚くらいありました。しかし完成するとリヤサスの一部分を除いて殆ど隠れて見えません。
あまりやりたくない工作ですが、フレームが完成した時にやはり手抜きが見えるのであえて時間をかけてみました。
写真右
バッテリーケースです。
ダイナモを外して点火をバッテリー電源にしますと、約2時間強走れます。頻繁に着脱をするために、量産車の上出しから横開きに変更されています。
さらにシートレールチューブと支えるダウンチューブを追加しています。
バッテリーボックス横の穴が空いたラグは量産車のエンジンキーがある場所です。ヨシムラマシンを含めてバッテリー電源に改造したマシンはここに簡単な押し込みスイッチをつけていました。

リヤサスの受け口は未加工です。リヤースイングアームと併行作業にします。

実車ではリヤフエンダーが付くための突起がありますが改造した時点で削り取られていますので模型でははじめから削除しています。

シートレールはもう少し長いのですが。CR系のレースシートをつけるために切断されて横に補強のバーがありました。これもシートが出来てから追加予定です。
エンジンを架装しないと間延びした変なフレームです。
メインフレームだけは何とかできました。まだ後輪スイングアームも未着手の状態です。次回はフレームを完成させてキャブレター工作をと思っていますが・・・・・もう少し夜間作業が続きそうです。



写真は今年、チームヨシムラが日本GPに出場させたSB1000マシンで、車番7番渡辺選手がライデングしました。
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