File 7  HONDA CB72 YOSHIMURA・SPECIAL

HONDA CB72  YOSHIMURA・SPECIAL
前回、ホンダRC110の補修のあとで大胆に予告なんかしてしまったCB72ヨシムラスペシャルに
フルスクラッチで挑戦しました。今回のモデリングノートは今までと少し方向を変えて、
このマシンで戦ったライダーやメカニックの皆さんの検証を交えながらリアルタイムに進捗状況の更新をしたいと思います。
多分、部品つくりがあったり、歴史背景があったりしてランダムなまとまりにくい記述になりそうです



昨年、ヨシムラ創立50周年を記念して立風書房から発行されたロードライダーの特別編集版で貴重な写真と併せてYOSHIMURAの歴史を忠実にまとめられた写真集です。50周年の記念会合のときに、昔の仲間から「CBをどうして作らないの?」とオーダーがありましたが実のところ、エンジン製作が難しいので敬遠していました。しかし「1年以内に作れると思う・・・」と広言してから本当に1年経過しました。何とかしなくては次第に気ばかり焦ってきましたが・・・・・・
ともかく準備しょうと・・・・・


 約40年ほど前にレベル社から1:8スケールのキット、スーパーホークが発売されています。当時レベル社の1:8スケールでハーレーのドラッグスターがありましたがこのキットの製作を失敗したので、どうも1:8スケールに馴染めないようになりエレールも日東も作る機会ももなくまた、キットも処分して手持ちもありませんでした。製作準備で古い資料をはじめ実車の写真撮影にも動きました。
しかし、昔の仲間は実車を知りすぎています。「これ一体、何なの。これは違うよ」と言われるのが怖くて、とんでもない方向に向かいました。
恥を承知で1:8のレベル社のキットをスケールダウンする。これが一番確実な方法という結論です。見苦しい考え!
 
昨年、KimsHouse輕部オーナーがCB72のロードバーションの決定版といえるような作品を発表されています。確かもう1台キットをお持ちになっているはずだったので相談いたしました。
「貴重なキットですからせめて図面だけ貸して下さい。CB72のパーツリストを用意していますから部品割りの参考にしたいのですが」・・・・・・と泣きつきました。


  3月15日   東京から援軍が送られてきた

貴重なキットが送られてきました。併せてWEBでご自分が製作されたときにつくられたエンジンフインの
詳細図面も併せて送信していただきました。早速1:8の図面を8・89の倍率で1:9に変換しました。
実に強力な助っ人です。キットのパーツを測り図面に落とし込みすれば完璧です。
一挙に何か明るい見通しになりましたが、地震発生でしばらく先送りになりました。


 4月10日 エンジンから始める
2気筒4ストエンジンは前に製作したマチレスG45に続いて2回目です。2ストツインなどは構造が簡単なので
思ったより気楽に取り組めるのですが、4ストロークの場合、シリンダーヘッドとヘッドカバーを含めて、
やはり 複雑です。今回は1:8サンプルと実寸図面がありますから、先ずシリンダーからはじめました。
フインの前後に切り込みがありますがパズルだと思えばあまり苦になりませんでした。
ともかく作りやすい部分から着手して流れをつくる。
(野球の試合でもないのに!)
フイン部分に03mmプラ板・ライナー部分05mmのプラ板を積層しています。
予定縮尺から04mm高さが不足になっています。(写真右は逆さまの状態です)
簡単な筈のシリンダーヘッドでしたが、次第にパズルの組み合わせが複雑になり混乱してきました。
プラグ周辺とヘッド前面のフイン形状は独特で予想外に時間を費やしています。
このヘッドの上にさらにカムとバルブ部分をつくり足します。(ここで少し無謀な挑戦であった事を実感しはじめました)
材料は同じように03mmと05mmプラ板の組み合わせです
 4月17日 シリンダー周りの細かい部品
ヘッド周りは図面と縮尺換算作業だけして一旦中断しました。
この部品は、ホンダシングルカムエンジンの特徴的な部分であるタペットカバーです。レベルキットではヘッドと一体成型ですが別パーツで早く作りたかった変な造型物です。実物はねじ込み式でOリングがついています。
写真右はキャブレタ用のフランジです。キャブはまだできていません。

左の部品はシリンダー後方に取り付くカムチェーンテンショナーです。キャブの間に埋もれて見えないと思っていましたが、やはり真面目に作りました。


何となく脱線して肝心のヘッドの完成が遅れています。ヘッドを完成させないとクランクケースに進みません。



エンジンが完成すると出口が見えるのですがあまり簡単ではないようです。
これから完成までの経過をこまめに更新しながらお伝えしたいと思います。
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