MODELING NOTE  File 32
 
 HONDA CB1100R CAFERASER  1:6(tamiyakit) 連載3回

 最近少し度が過ぎたように思っています。今まで自然だとか季節など殆ど関心が無かったのに、周りの変化に敏感になって毎回遊歩道のウォーキングコースの話がとび出しています。やはり年令を重ねくるとこんなに変わっていくのでしょうか。
「そういうことを考えるのが年寄りを自覚しているじゃないですか」と言われました。正にその通りかも知れません。

左の看板が遊歩道の入口にあります。「なになにしないように心がけましょう」と性善説タイプの立派な文言です。
右の桜が最初に開花したのですが先日来の風雨で、ご覧のような有様で今年の桜シーズンの終焉を迎えたようです。

クーパーが終わって少し片付け事をしていましたら、変な物を見つけてとんでもない事になりました。


 4月12日 最後のビッグスケールと格闘 第1回
1:9スケールのこだわりはどこに

一昨年の終わりにタミヤ1:6のCBタイプをまとめて2台組み上げましたが、完成度に一部問題ありと指摘されて昨年暮れに補修作業を終わってHPにも現在掲載中です。
もうビッグキットは手を出せないと思っていました。他の1:6は差し上げたり、交換したりしていたのですが、このCBキットは誰も引き取り手がなく幽閉状態に置かれていました。
ショップの話では「再販されていますが、好みの問題も・・・」可哀想なCBキット。約30年も前の製品です。少し時間もあるし組み立てみるか、すぐに完成する筈だから。

少し日頃言ってる事と外れますが、スケールも違うキット組立とは・・・・理念のない人間がちょっとお遊びで1100Rを自分のマシンとして作ったらと想定しました。
キットを開けると

まずキットの中身の棚卸をしました。なんとタンクだけ購入した時に糊付けして、イサムのラッカーパテまで塗りこんでいました。多分CBシリーズの金型に追加パーツを組み込んだものだなと思い、またその巨大なガソリンタンクの貼り合わせの時点で中断したのでしょう。差し上げるにしてもタンクだけ組んであると言えば嫁入り先もあったかも知れません。
その他のパーツはビニール袋に入ったままで、金属パーツ等はピカピカで若干の驚きでした。

何れにせよ作ると決めたら早速着工です。1:6スケールは決意が必要です。
環境の整備?

そんな大げさな話ではありません。久しぶりのキット展開、前回の工作でできるだけ小さくまとめたいと製品箱を半分サイズにしたら工作台が広くなり効率が良くなりました。(スクラッチの場合はA4サイズの箱を材料箱にしています)丁度アマゾンからの送品箱があったので転用しているだけです。

キット工作は嫌な図面が不要になります。リストを確認しながらポンポンとパーツを切り離していきながら、最終的にどんなスーパーバイクにするか?この時点で不要パーツがどんどん出てきます。嫌いなタンク、むしろ今回はこれを活かそう。少しずつ前向きなイメージが湧いてきました。プラモはこのあたりの工程が一番楽しい時かも知れません。

CAMPAGNOLO製1:6ホイル?

これは40年くらい前の商品だと思いますが整理のご褒美でしょうか出てきました。タミヤCB750が発売された頃、同時に生産発売になって当時キットよりホイルが異常に高価であったと記憶しています。勿論タミヤ製ではありません。驚きはビニール袋に入っていましたが腐食もなにもありません。購入時そのままの状態でした。
コムスターホイルを変更することで大排気量車にない軽快感を狙って見たいと思いました。
キットとのホイル幅は前後輪とも1mmの違いでしたから大きな改造とかは不要です。
CB1100Rはロードゴーイングレーサー

ホンダの謳い文句はそうなのですが、1100Rは何故ここまで大振りな車になったのでしょうか。耐久レーサーをイメージするシングルシート採用、確かにそうですがここまで大きなシートカウルが必要なのかと、特に個人的にはカウリング、タンク、シートのデザインが好きになれません。アメリカ大陸横断高速大型マシンの雰囲気の方が強い感じです。
改造の2番手にはシートの変更、コードトロンカ風のエンド部分をスパッとRCBのように切り落としました。
狙いは軽量感を出すことです。
フレーム

共通フレームが採用されています。エンジンを完成させて搭載できません。クランクケース部分を架装してシリンダーを載せるという仕組みです。
エンジンは115馬力のハイパワーをそのまま使いたいですねただ模型的にはある程度の凄みも必要と思いますので、RCBのようなエァファンネルを考えています。

下左写真 ネジ2本

前回製作のRCBではFフォークをすべて取り替えましたが今回はキットのパーツをそのまま使います。試しに仮組みをしたら
一方のボトムケースのタップ切り込みが浅く締まりません。仕方なくネジ側を2mm短くして調整。珍しい事もあります。
右写真 後輪フエンダー

シート改造でリヤ部分が小ぶりになって完全なレーサー仕様では意味がありません。公道も走行可能、したがって全体のバランスが崩れない大きさの後輪フエンダーを付けるようにしました。キットに付属しているフエンダーの前側部分を逆向きに直して使います。

フロントはスポイラーの突起部分を落としてそのまま使用します。
後輪ドライブ

ホイル変更によって後輪側はチエーン、ディスクプレートの関係で思ったより簡単には進みませんでした。スペーサーを作るために資料探しをしましたが、そんなに簡単に見つけることができません。むしろカンパのホイルの実例の方をと思いましたが1100Rにはありませんでした。模型サイズ3・6mm厚で側面から見ると殆ど見えない部分です。こんな所でいいでしょうと見事に解決しました。
ホイルには現在エッチングプライマー処理だけ済ましています。ゴールドは最終完成直前にします。金属塗装は事前処理をしても剥げやすく傷も付きます。金銀系は顔料が違うので付着が弱いと思います。
クリップハンドル

クリップハンドルは新しく作りました。キットのままでではダウン角度とタンクのラインがミスマッチの感じで、バランスも悪いと思い込んでいます。併せてアクスルケースなどを含めてほぼRCBのようなハンドル周りに変更しています。

写真は仮組み段階で塗装済、ブレーキ部分は未装着の状態です。
下地塗装

主要部品を早めに下地塗装しました。1200番サフを吹き付け2000番ペーパーで軽く慣らしています。
更にベースホワイトを塗って数日間乾燥させます。(いつもこの乾燥期間が待てずに失敗しています)実車どおりの赤白塗装がどうも納得できていません。Rフエンダーを除くタンク・シート・Fフエンダー、この3点の色合いでマシンの個性表現が決まります。フレームは地色の赤で、ここから色々と展開していきます。

実車ではこんなにザクザクと扱えません。この際1台だけ自分のマシンをつくる。怖いのは自分が意外にノーセンスである事がばれたりすることです。

 4月22日 部品つくりと塗装完了 第2回
部品の組立と塗装

キットの単品をパーツ毎に組み上げて本日は下塗り今日はセミマットを塗るとか好天にも恵まれて塗装作業に終始しました。今朝終わった部品もあります。とりあえず、忘れ物なしチエックで全パーツを揃えてみました。
デカル類が殆どダメでした。A5版でコピーしていたので助かりました。

さて、これから塗装乾燥後は、組み付け作業で完成に向けて一直線。


某球団は昨日も負けて最下位に一直線です。
野球を法律で禁止するとかできないでしょうか。
競技用プレート

キットに付属していない部品だけを取り上げてご紹介します・
このビッグマシンでレースをと・・・・一応ネイキッドスタイルの雰囲気で準備してみました。側面はシートカウルの下側に、前方はヘッドライトの前に考えました。
Fフォーク

キットの部品そのままなのですが、思い切ってフレームと同色にしました。完成時にゴールドが良かったと思うかも知れません。


展示スタンド

サイドスタンドでも良かったのですが、やはり安定面を考えてRCBタイプの頑丈な物にしました。
左側

後輪フエンダーの前側部分です。生産車ではエァクリーナーがついているダウンチューブに付けます。


右側

前回ご紹介下後輪フエンダーを前後逆ににして材質を樹脂製と設定して、セミマット塗装で仕上げています。切り込みの二つの穴はそのまま既存フレームに付けられる(偶然の結果)ようになっています。
前後輪ホイル

さて、この塗装は最初は車体色を考えましたが、どう見ても意味不明、大型NSRの感じになりそうでカンパ色のゴールドになりました。塗装をすると全体的に軽量感が薄れて少し重苦しいようにも思えます。
勿論、タンク・シート・フエンダーとの組み合わせで左右されるのですが、多分相当地味なマシンに見えるでしょう。
ヘッドライト

CB900Fの部品の余りがあったので少し形状に手を加えて加工しました。レンズやリムはそのまま転用しています。
ライトホルダーは06mmアルミ板です。

初めて1:6の保安部品を組み立たのですが驚きました。リムとランナーの流れ切断面が全く出ません。ハロゲン球までカチンとハマリ込む精密さ、それが30年前の技術で・・・・・・友人に久しぶりのキット工作で興奮を伝えたら笑っていました。
「30年経っても追いつかないメーカーもキットもまだ沢山ありますよ」と返ってきました。モデラーって思った以上に冷静に視るんだと思いました。
シリンダー、キャブレタ部分

大型エァクリーナーを取り外して、これまた雰囲気つくりの金属製エァファンネルをつけています。
エンジンはこれ以外に手をいれる所がありません。
クランクケース部分

特別パーツとして取り上げる必要もなかったのですが、クランクケースの両サイドのカバーはキットの状態でゴールド塗装が施されています。折角の純正?カラーに敬意を評して、ここではそのまま組立図面とおりに組み上げています。
回転計まわり

タコメーターだけしか付けません。それでは公道は走れない?更に方向指示器も、標識灯も曖昧。自分が考える公道ゴーイングレーサーとはいかに身勝手なものかということが見えてきました。法規制は外してお考え下さい。
代わりにヘッドライトの配線セルスターター回路など絶対に必要な部分は準備しています。
フロントコントロールまわり

前回、半完成のハンドルも出来上がりましたので一つにまとめてみました。どうも不要な写真の一枚のようです。
タンク・シート・フエンダーの塗装

すべてのイメージを決める三点の色を銀塗装としました。フレームを黒にすればもっと明るい色合いも考えられるのですが、赤色を変えないとしたために何となくビモータを連想しますが、私の想いはCB系列250RSZのひらり感が出ればと思いました。
スポークとキャストホイルの違いもあり三点の部品だけでイメージ付けは難しいと思いますが、余り奇想天外な結果にならない事を願うしかありません。
仮組み

タンク、シートの最終塗装がまだ未乾燥でフレームまわりだけの仮組みしかできませんでした。キットの改造ですから従来のように角度ミスサイズ違いなどがありません。今は想定した軽快感あふれる重量車に変身できるかが不安です。



次回は完成編最終回の予定です。
何とか連休前には仕上げたいと思っています。
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