Modeling note file 16

BULTACO 50cc  1977  GP RACER  連載6回 7月18日 最終回完成編 


お祭り好きの当地博多も、祇園山笠が終わると一挙に真夏に入ります。
今年、自分自身の体調は決して好調ではないのですが、応援している在京球団の侍が頑張っているので、工作も気分よく快調に進みました。製作構想の段階では、完成に対して若干の不安がありましたが、挑戦してみるだけのことはありました。始めて取り組んだモノコック構造のレーサー、材料は殆どジャンクBOXの中にあるプラ板の切れ端や金属素材の余りものを活用してみました。決してE’COとかそんな目線ではありません。キット製作の後、特殊なサイズのランナーなどジャンクにまとめておくと、とても便利な素材倉庫になるようです。
第5回でボデイにエンジンを合わせた部分から急に完成が見えてきて、途中の写真撮りを忘れて一気に組み上げてみました。大きな理由は50ccマシンが好きで、次第にこの宇宙船のようなブルタコに惚れ込んだからでしょう。特記事項は随時、写真解説と併せてお伝えします。
  
左側面

この段階で平面図面と照合しています。今回は曲面構成がないのでほぼピッタリでした。
比較しますと1:12スケールの250ccクラスより小さい作品です。少し背伸びして完成編は大きなサイズの写真を使っています。
同じ左側面

少し上面からのアングル。フロントブレーキのホースはマルゾッキのフォークに黒のビニールテープで留められたいます。ビニールテープの色合いと光沢から異様な感じになり取り外しました。テープ以外でも実験しましたが結局何もしないほうがスッキリしているようです。
同じく左側面後方から

モノコックボデイのレーシングマシン、何処かにきれいに見えるところがあると思って、いろいろと角度を変えて探してみました。「これがブルタコの見せ場だ」といった場面が発見できません。
右側面

モノコックボデイの色合いが
この写真では良く?表現できていると思います。
シートのシルバー少しオーバー光沢でぎらついています。

お天気の関係で半数は室内の自家製写真スタジオで撮影しています。(これは室内で光源は3波長蛍光ランプ3基を使用しています。
右側面後方から

夕刻窓側で自然採光での撮影です。輝度不足(電気屋の言葉で少し明るさが足りない)でした。

しかしなんとなくブルタコ50が好きになれそうなアングルです。
上面から

モノコックボデイの特異性が
最も強調されるいる部分。
ハンドルとシート、そしてステップ位置を結ぶと自ずから、独特のライディングフォームが見えるようです。
マシン中心のアップ

ピントがシリンダーヘッドにあったようで甘くなりました。
後輪ブレーキ

キャリパーの位置でブレーキシリンダーも移動するのでしょうか、シリンダーの形状も半月型でかなり複雑な構造です。
フットレストは樹脂製です。
排気管の溶接跡は少し控え気味にしています。
ステアリングヘッド

正しい水温計の指針はこの形で色も白です。
ハンドルグリップのラバー(飴色)が失敗しました。調合しても色が出来なくて、筆塗りで色を重ねていくうちにさらに可笑しくなり漆器のようになっています。最初の素材選択から不安でしたが予測どおりの結果になりました。一段落したら再度挑戦してみます。
写真左
ブルタコ50では標準的な写真でしょう。


写真下左
真後ろから、最も2輪らしくない視点です。


写真下右
このアングルで見ると今までにない何かを期待する最先端のマシンに見えま
す。
左側後輪
左側前方から
写真上
写真下
いつもの事ですが「レーシングマシンが最も美しく見える」写真です。ブルタコであっても例外ではなかったようです。
1977年を代表する2台の「小さな巨人達」をやっと並べる事ができました。製作の下拵えに資料を見ていきますとこの2台、優れた技術基盤は当然ですが、むしろ規模の小さい企業が卵1個の排気量にかける探究心と情熱に畏敬の念を覚えます。
終りに
5月から工作を開始しましたが、作品が小さい事もあったのでしょう予定より早く仕上げる事が出来ました。スクラッチの場合、従来手法に沿って進めますが、やはり部品点数、曲げと削り、これらの工作が少ないと工作ピッチが上がります。50ccクラスには、作りたい機種がもう1台残っていますが先送りにします。長期間の閲覧ありがとうございました。次回作品は8月上旬から着手予定です。   7月18日   柴田一弥


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