Modeling note        file 27
 AJS 7R 350cc  1949      連載3部予定        セミスクラッチ作品
さくら 3

1週間ほど経過してから木の下を通るともう満開も過ぎて花の間から葉っぱがちらほらしていました。
来年はもう少し注意深く観察して、美しさを知ることに心がけたいと思いました。
 4月25日   完成編 最終第5回
モノクロでイメージを

とても地味でレーサーらしからぬマシンですが62年も前にこんな完成度の高いものがあったのです。ミッション別体の部分を除けば現在に通用する基本設計です。ほぼSRと言った方が良いくらい似ています。


この時代のマシンモノクロ写真が何となく雰囲気も出るような感じですが、懐古趣味?・・・・・・・・

写真下2枚
右横からの撮影


撮影 昼間・室内窓側・蛍光灯19W補助
車体左側から

久しぶりの英国車、しかもクラッシックマシン。シルクハットとコウモリ傘のような出で立ちでしょうか。日本やイタリアのレーサーばかり作っていると黒づくめのマシンにはやや困惑しました。

実は前回掲載したマスキング工程のフエールタンク、子持ちラインの塗装で大失敗しました。それで気も重く最終まとめの段階で部品は紛失するし精神的に少しガタガタにされました。そんなこんなで写真も何か上手く撮れず見苦しい限りです。
上面から

やはりタイヤが少し大きいのでしょうか、チョットぼってりとした感じがします。リムを加工したとき幅も詰めセンターの出っ張りも切り取りしていましたが不十分だったようです。

見落としていたキット付属の展示台が出てきたので、そのまま使うことにしました。
 クローズアップ写真
金属塗装

今回最も困ったのは金属フレームの塗装でした。Mプライマーも慎重に吹いて乾燥にも十分時間をかけ下地処理は自分では完璧と思うのですが、ダイキャストは曲者でした。
チョットの扱いのミスでポロポロと塗料が剥げ落ちてきます。一度は素地に戻して再塗装までしたのに・・・・・・・・・・・
最後は剥がれるに任せておきました。久しぶりに補修塗装を繰り返しました。最初から金属用塗料を使えば苦労は無かったのでしょう。
回転計の保持

タコメーターの取り付けは当時、振動防止のためゴムプッシュを介してプレートに取り付けられています。細かい工作になりますがビニールコードの外皮を1mm厚にスライスして挟むようにしました。

ステアリングダンパー

ダイアルねじ込み式で金属のストッパーが付いていてカチカチと閉めこんでいくタイプです。ノブの裏に金属ノックプレートを付けてらしくまとめています。
タンクの再塗装
子持ちラインの失敗原因は黒地にゴールドラインを一気に吹き付けて完了させるつもりだっのですが、手順が逆(金のラインを事前に吹いてマスキング、そしてタンク地色)でした。何度も塗装繰り返すうちに溶剤過多で簡単に乾燥しなくなります。こうなると翌日結果を見ると何かおかしいとなってビビッてしまいました。クレオスのゴールドは下地が黒の場合、かなり強く発色しどちらかと言えばコパーに近い色合いになります。タンクマークと同じ色合いにするためにはエァクラフトG73番が最適でした。塗料についてはヒコーキの友人達に教えを乞うべきでした。「そんなことで失敗しているのと」言われないために。

メガホンマフラー
プラ板製作のため銀(クレオスSM06)塗装をしています。SM07は時間経過で輝きが落ちる?そんな気分で使用を見送りました。
一番美しい所は

相当量の写真を撮ってみましたが、このAJSに限り決定的な見所が見つかりません。あえて言えば右側面かも知れません。
金色のカムケース、大きいメガホンマフラーのメッキの輝き、漆黒のタンクにゴールドラインと特徴的なAJSのロゴマークなど地味なマシンの中にあってもキチンと訴求力が集中しているからからでしょう。
不思議なものでこの角度から見ていると、ノートンにもBSAにも無い全く異質のマシンに見えて少し好きになりました。
素人写真の失敗例

ロンドンの旧市街の風景に重ねて作品を並べて見ました。CM写真や映画の一齣とはなりませんでした。
これ何?多分そんな写真になりました。
お遊びは自分だけで、あまり調子に乗って公開するべきではないと痛感です。
こんな事に脱線するなら不得手な塗装の練習でもしたらどうなの?
そんな声が聞こえてきそうです。
終わりに

もっと簡単に完成と多寡をくくっていましたが、なかなか順調に運ばず、ほぼフルスクラッチ並みの部品作りで時間を掛け塗装関連の失敗連続で2ヶ月の期間を要しました。何となく「労多くして見映えなし」かも知れません。

長期間の閲覧ありがとうございました。



次回作品は未定です。
手持ち材料(タイヤ・チエン)の関係でまだ絞り切れていません

                 
柴田一彌
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