Modeling note file 19
Harley-Davifson Aermacchi  1970 125cc  Ala d’Oo
       
何故か続けてイタリアン、ハレーダビッドソン・アエルマッキをつくる!
 自分でも良くわからないのですが前回、アエルマッキRR−250の製作からマッキに惹かれて、関連する古い資料を探していましたら珍しいヒコーキのキットが出てきました。レベル社製100円だったと思います。(逆さまではありません宙返りの箱絵)イタリアでも北部になるヴァレーゼに航空機工場はあったそうです。
 マッキMC200は優れた性能でイタリアを代表する第2次大戦の名機に挙げられています。飛行機のことはあまりよく知りません。ボロが出ないうちに製作するアエルマッキ125についてご紹介します ご存知のようにアエルマッキ社の2輪部門は1956年にフルカバード175ccキメラ
(ポスター参照)から始まりました。搭載した水平単気筒プッシュロッドエンジンは後の250・350ccの市販レーサーまで発展したきわめて信頼性の高い製品を送り出してきました。今回は製作する2スト単気筒はマッキファクトリーでもとても珍しい存在でしょうか。GPレーサーがロードバーションよりもきれいになった思わせる、とても美しいイタリアンマシンです。
1970、125レーサーのご紹介

マッキでは2ストの軽量モデルを作っていません。1967年に開発125cRAPIDOを登場させ、1969年には対米輸出向けにAlettaとして生産を開始しました。従来から成功のバッボーンフレーム175ccOHVの信頼性をベースに、エンジンを新しく開発した2ストローク125cc11bhpを搭載、ハンドルをアップにしたこのマシンは北米市場では決して好評ではありませんでした。
アエルマッキレース部門陣営のなかでは250・350の単気筒の活躍から67年に,写真の48番ように市販車からの改造でプロトタイプを(20bhp4speeeds)走らせました。日本車、欧米各国の軽量級では到底太刀打ちできない結果で終わったようです。
68年に本格的な取り組みを開始、(写真左)Wクレードルフレームをはじめエンジンを含めて全く新しいマシンを開発、ロータリーデイスクを採用,22bhpまでアップしましたが、マシンはデロルト製キャブがマッチしていたようで、翌年69年に(写真右)コンストラクターMilanneseMainaiに依頼して、フレーム11kg、デロルト33mmを使う新しいエンジンを搭載、総重量80k9500rpm/22bhpの出力は保ち、変速4速を独特の手法で5速に変更してGPレーサーと並べるようになりました。
そしてニックネームをGOLDWINGと呼んでいたそうです。
参考に当時のスタイリッシュな50cc級の代表的なマシンを2台選んでいます。モンディアル50とチマッテイ50、何れも流麗なフォルムの中に精悍さスピード感があふれる素晴らしいデザインです。
レーシングマシンは速ければいい当然の結論ですが、人がつくりそれを走らせて競うことですから、目的の中に夢やロマンが残っている事も素晴らしいことだと思います。今回の製作動機はとても単純明快です。戦績はともかく美しくきれいなレーシングマシンを・・・・・・
作ってみたい

(キメラの名前はドラクエに出現するみたいだが)
 製作記事  10月1日 最初にFフォークから始める               第1部1回
製作記を閲覧されてる皆さんから時折ご質問を受けます。
「ひとつの部品つくりの手順、例えばキャブ、自分の好きなものは何回発表しているが、フロントフォークなどもう少し細かく記述したら」そこで、キットでも以外になおざりにされているフォークのボトムケースについてご紹介します。
実車はチリアーニGP用が使われています。

ボトムケースにはEG製プラパイプ外径4・8mm 内径3.6を。車軸受けロッド(plast外径4mm)に2mmの車軸穴を空けたものを直角に貫通させます。
2、
写真の中央になりますが4.8mmに4mmの横穴を加工するのは容易であありません。車軸長さは最後で調整します。
3、
フォークボトム部分に3.6mmロッドで栓をします。
4、
チリアーニの特徴でもあるブレーキストッパー、フエンダー留めの  突起部分を、フォークの側面を半円削り取り1.6mmロッドを貼り付けます。
5、
今回マッキの場合のブレーキホルダーの基本構造は一緒でした   から画用紙で実寸の型紙を作り、06厚のアルミ板で加工しました。上の写真で四角の突起がありますが、これはブレーキワイヤーの固定位置になり、この写真ではすでに折り曲げられています。
6、
ボトムケース上部のストッパーはアルミ製で実車と同じようにラインを彫りこんで、その上にゴムカバーをつけます。
7、
このマシンはデュアルブレーキになっています。
工作は全て2枚一緒に行いました。特にブレーキホルダーなど対象形の場合、両面テープで型紙まで貼り合わせで糸鋸で切断の手法が確実で正確に出来るようです。

8、
前輪車軸2mmの穴は片方が2mm貫通。片方は2mmのタップを切ります。
9、
インナーチューブが3mmサイズしか入手できない場合ボトムケースの内側にプラペーパーを適宜巻いて固定させます。
写真左ブレーキドラム素材
前後輪用、フインの部分とドラムのスペーサーです。
それぞれ05mm、03mmのプラ板切り出しです。
以前はリューターで加工していましたが。現在は静岡市のお知り合いからサークルカッターを寄贈されて作業時間が半減して助かっています。単純作業が連続する場合、分かっていても後何枚で終わると、つまらない計算をしてしまいます。

写真左下
前後輪のハブ、前輪が直径で半インチほど小さくなっています。
写真右下
ブレーキプレートは08mm落とし込みをしています。
前輪ドラムの
構成です
ホイルはコスモ社の36穴ナロウを旋盤で磨きだしをしています。スポークは志賀1号を使います。

実車タイアは、F2:50あるいは2:75−18。R2:75あるいは3:00−18が使用されています。銘柄は限定されていません。



今回はここまで
今までまとめて更新していましたが若干環境の変化で時間配分がラフになりました。工作が進捗すれば出来るだけ早い間隔で更新をします。明日からフレーム工作に着手します。


 製作記事  10月8日     フレームつくりに    第1部2回    1週間経過
タイア、ホイルは既製パーツの組み上げ抱けですから。
工作の合間をぬって組むことにしましょう。

プロトタイプは写真でおわかりのように市販車のバッボーン型を強化して使われていますが、69年ファクトリー参戦では全く新しい細身のWクレードル(クレモリ)を新設計しています。平面図から主要な曲面の冶具を準備(最近は色んなフレームを作ったことで8種類30曲面まで揃っています)無理に1本で引き回すより直線部分でアルミ芯やプラ芯を使い分ける事で精度も高く、強度を上がります。
ポイントはSヘッドとタンクラインを最初に、基本になりますから正確に角度を出せば工作は進みます。接着はプラ用を、瞬間は接続面不整合の穴埋め程度にしています。
ステアリングヘッド上下

軽量級にしては強度の持たせ方が特殊ですが、
250cc4スト市販レーサーと共通した部分があります。
左側、アッパープレート(上面から見た部分)
右側、アンダープレート(下面から見た部分)
素材はプラ板3枚構成の5mm厚から削りだしています
ステップホルダー

久し振りにメインフレームに直接つける3角形のオーソドックスな形でうれしくなりました。工作作業では少し面倒ですが、フレーム(2.4mm径)に1・6mm径の穴を空けてカチン組み込むようにしました。実は完成後がここに展示スタンドがきて、全荷重の負担がかかります。
ステップ類もあえて1mmのネジ留めで考慮しています。写真では見え難いのですが、ステップには滑り留めの
ラインを彫りこんでいます。
フレーム骨格

ここまでお伝えしたように出来た部品だけで、フレーム骨格部分を組み上げました。図面ではエンジンブロックはそのまますっぽり収まるのですが、・・・・作りこみ過ぎて何度も失敗を重ねています。
ここではさらに必要な後輪の駆動関係スイングアームの工作に移ります。


メインフレームは全て2・4mmEグリーン社パイプ。
ステアリングヘッドはタミヤ5mmロッドを4・8mmまで細くして使っています(バランスの問題でけです)
リヤスイングアーム

ごく標準的な形状です。ただ直線でさっと組み立ても出来ない緩やかな曲線で構成されています。
チエーン調整はエクセントリック構造で、どんなにすればらしくなるか、現在先送り状態です。
スイングアーム本体タミヤ3mmプラロッド
車軸プレートは1.2mmのプラ板 
ピポット部分3・2mmプラロッド

出来上がったスイングアームを追加して、
その後は、リヤサスを作ればフレーム完成と・・・・
さらにメーターステイとカウルホルダーを兼ねた
パイプを組み付けて図面と合わせて見ました。
(工作途上、何回も平面図を基本にしているので
間違っていることはないのですが、自己満足のために照合してはOKを出していくこの習性、嫌ですね)

パイプは2mm真鍮パイプを。過去は瞬間接着剤で固定していましたが異質材質のため完全になりません。
2mmパイプにタップを切ってステアリングヘッドにねじ込む方式に変えています。
クリップハンドルの準備

今週スケジュールが、がら空きになり相当量の時間が
取れました。調子に乗ってクリップハンドルまでいち早く用意したのです。
よく見るとフォークの通る部分に偏芯があります。ハンドルレバー付け根の強度の問題で接着面積を広く取るため厚い部分を作っています。


ちょっと失敗をしました

ここまで順調にアエルマッキは進みましたが!
右の写真はフレームの中心部分を拡大したものですが
資料の見落としでしょう。引いた図面に致命的な誤りがありました。フエールタンクが付くと殆ど見えない(見る人が見ると判る)のですが、スケールモデルとか言っておきながら基本的な不始末はあとで作品に嫌気がさすことがわかっています。
このまま更新して、フレームはもう一度、大掛かりですが誤りの修正作業をします。そして比較写真を掲出します。




今週はここまでフレーム大修正をしてエンジンブロックに進めたいと思っています。
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