Modeling note File 9
Aermacchi Harley−Davidson Ala d’Oro     250cc  1967 連載4部最終回
5月18日 仮組みに

ともかく静岡で5月20〜21日開催のモデラーズ作品展に出品したいと完成を急ぎました。前回の製作部品集合から意外に時間が必要になりました。特に排気管のシリンダー側の曲げ角度が上手くまとまりません。またメガホン部分の収まりが悪く修正に修正を重ねとうとう塗装も剥げてくる始末です。

それでも何とか出発日の前日の夜一応の完成しました。したがって完成写真はそのとき撮影できずに仮組み途中がこの写真です。



実はスタンドも製作していましたが、高さを合わせたりする作業が時間がかかり、慌てると半田鏝で何度も熱い目にあったり、結論、あまり急ぐ作業は楽しさも半減します。
 完成写真 (静岡モデラーズ作品展に出品のあと持ち帰り6月3日にやっと写真撮りしました。)
左側面写真
久しぶりのイタリアンレッドのプロダクションレーサーです。組み付け段階から少しワクワクしました。
車体スタンドは黒色塗装にしています。
右側面写真
完成後に実車の写真と並べて
みましたがほぼ許容の範囲内
で収まっているようです。
シートカウのルエンド部分がもう少しせり上がっているように思いますが、ほぼ水平の物もありますからOKにしています。
左上から
ボリュームを感じさせますがタンク幅もモリーニ250より狭いコンパクトなマシンです。

タンクキャップはC社製を加工してつけています。

回転計は本格的に?スプリングで吊る構造にしています。
左写真
フロントブレーキドラムの冷却フインはこんな仕上がりになりました。

右写真
同じく後輪ブレーキの冷却フイン
とサスペンション。
右側から見たエンジン部分のアップ写真です。

三角のプレートから飛び出している赤い棒?はカウリングのサイドステーです。黒い所はゴムパッキンです。

クランクケースの上にある箱状の棚?これはバッテリーを載せるケースです。
モデルにしたマシンはゴムバンドで留める仕組みだと思います。バッテリーは未製作です。

回転計取り出し口下の大きなボルトキャップはオイルの注入孔です。

乾式クラッチになりカバーは取り去られています。
後輪ブレーキペタルは支点より前にリンケージが付く面白い構造です。

タンクコックはぐるぐると閉めこむタイプが使われています

シートのリベットは奇異な感じかも知れませんがモデルにした実車のとおりにしました。虫ピンはややオーバーサイズになるのでアルミ線材の頭を円く削って打ち込んでいます。
後輪部分
ツーリーディングのブレーキはこんな形状で作動します。この部分は固定するのが何故か、ためらわれて可動するようにしています。しかしほとんど無意味な工作でした。

リヤサスのボルトはC社の6角ボルトを再加工し、さらにバフ掛け磨き出しそしてクリヤーでコーティングしています。
加工には4本で1時間くらいかかりました。
同時に専用のスパナを作ることが私には必要でした。
水平シリンダー搭載のユニークなマシンですが、イタリアンレーサーはやはりこの角度が最も魅力的です。


排気管は黒色耐熱塗装ですが、資料を見ますと形状も含めて多様にあります。
とっておきのアルミHリムの採用で足回りがキッチリと仕上がりました。見せ場なのですが写真が少しピンボケになっています。
この写真が一番きれいに撮れたようです。
延べ150枚くらい撮影しましたが、まだよく分かりません

あとがき
3月から製作スタートして約2ヶ月、延べ時間120時間で完成を予定していましたが、実際は140時間以上ついやしました。
スクラッチにつきものである工作上の障害、すなわち図面やスケッチで出来上がりは頭のなかで想定できているのですが、
結果との大きなギャップ、またどうしても妥協できない部分、さらに新しい事実の発見で細かな修正を迫られ、
これらの積み重ねが遅れに拍車をかけます。あとすこしの余裕がやはり必要でした。
たまたま、プロヴィニ追悼作品展の参考出品が水平シリンダーであったことからエンジン製作がかなりスムースに運びました。
またこの作品の課題であったチリアーニ・Fフォークがジャンクにあったパーツから転用できたことがとても助けになりました。

さて、次回作品の候補ですが、しばらくの間ユニークなマシンは控えたいと思います。
順序からすると日本のレーシングマシンなのですが、まだ決めかねています。

今回のモデリングノート、見難い写真の連続であったことをお許し下さい。

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