Modeling note file 18
Harley-Davifson Aermacchi RR250  1974   連載2回 予定    スクラッチ作品  
2006年MOTOGIROのスナップ

古くて小さなバイクを愛する男たちが
世界中からやってくる。
素晴らしいオートバイ文化です
ね。




ハーレーダビッドソン・アエルマッキ社の背景については前回のアエルマッキ・アラドーラ250市販レーサー製作記で詳しく記していますので割愛します。
(06年FILE9号を参照下さい)

これもイタリアレーシングマシン

 1978年6月、それまで季刊発行していた個性の強いモーターサイクル誌「ライダースクラブ」が月刊誌として発行されました。
すでに32年を経過しています。創刊2号のなかにHANEDAーBOLOGEAのタイトルで後のプロターJAPAN岡部社長がイタリアの国柄と断面をプロター製品と絡めて綴られています。そして次号から
club Modellisoとしてプロター製品の解説(内容はヨーローパ各メーカーの実車中心のお話)を連載されています。前置き長く何を伝えたいのか、分かりにくくてゴメンナサイ。
今回の製作記は大好きなイタリアマシンの中では異色なマシン、アメリカ的な雰囲気を持つアエッルマッキ250レーサーです。
そのキットの発売予告が10月号で発表。まだ見えぬキャストフレーム、カンパーニョーロのコーンブレーキ、エキセントリックチエーン調整などワクワクしていましたが多分生産台数も少なかったのでしょう私の手元には1年遅れで届きました。ある程度プロターキットについて学習も出来ていましたので、前ほどの情熱も薄れエンジンだけ組み立ててそのまま先送りしていました。
接合部分が殆どタッピングビスでフレームに折れ込んだり、強度の差からプラ部分が直ぐ割れたりして、とうとう投げ出してしまいました。

 数年前、「そうだ、HDの作りかけが・・・」思い出して実物を見てビックリ、タイヤがホイルを完全に食べて溶けて流れていました。
加えて一部フレーム(後輪スイングアーム)もハンブロールか何かで塗装して失敗、剥がした後がありました。やっぱり止めたと思ったのですが・・・・・・・・・・・・何とか再生できないか、水冷エンジン・フレームだけでも活かししたい。だったらまだイタリアンマシンの匂いが残る1974年型にと大改造を試みました。結果は改造を超えてスクラッチモデルに近い別のマシンになりそうです。





写真左 1972〜73年前期タイプ? 空冷 ドラムブレーキ

写真中 1974年前期プロトタイプ?水冷、ドラムブレーキ、キャストホイル使用、           プロターは75〜76年型(ヴィラマシン)をキット化しています。

写真右 1974年最終版 スポークホイル、ディスクブレーキ採用

写真下 今回製作予定74年モデルRR250
 9月10日  不足部品を揃える 工作をするまで
いきなり見苦しい写真

キットのホイルは模型の上でも特殊で全く互換性がありません。タイヤも前輪セミスリック、後輪スリックで厚みのある中空構造です。マチレス・ノートンコマンドのホイルに修正を加えるると何とか250cc用になりそうです。タイヤとホイルをそっくり変えればと思いますが、タイヤをそのまま使用する以上、逆にジャンクにあったマチレス40本スポークを38本のH型リムに改造しました。
完成した前後輪アッセン

キットのリムを転用したので幅1・5mm詰めてメッキを取りハブ、ブレーキドラム、キャリパーその他を新たに工作をしました。今回もチエーンはキット付属のプラを使ってまとめようと思っています。アルミ色はクレオス特色6クロームシルバーにスーパーホワイトを薬味程度加えてトーンを落としました。
40穴のままスポーク張替えの場合はメッキは落とさずに、オーバーコートのほうが無難と思います。スポーク張りは好きな作業でしたが今回最も時間がかかり投げ出したくなりました。
シートとフエンダー

写真左上

プラ板から切り出して粗の形を作っています。
写真右上
図面に併せて細かな曲面修正、そしてシート表面がカウリングに被さる構造になっていますので縁回しを貼り付けています。最後に繋いで、1200サフを吹いて仕上がりを確認したところです。
写真左下
70年代にしても極端に長いテールエンドを持つシートカウル、今回は部品揃えの儀式は中止、大急ぎで塗装完成させました。ライン入れは直線で助かりました。
ガソリンタンク

ガソリンタンクはキットの転用が出来そうなのですが、これが全く似て非ざるもので新規作成しました。せめて面倒な底側部分だけで使いたいと、手をいれるともうプラ素材自体が経年変化でパリパリとヒビ割れが走りました。
バケツだって3年も経てば割れてきますから・・・・・・
ともかくこちらも少しうれしくなって塗装して部分完成させました。
タンクマークとメーター

タンクマークは以前にKim'sHouse輕部オーナーに製作していただいた貴重品を今回使用します。
メーターパネルはいつもご協力下さるSさんからの提供です。

工作ヒント プロターのレンズ状の表面ガラスを透明板に交換する時、円く切り出すのが面倒です。皮細工に使うポンチ(種類は2〜12mmまで)を使うと簡単できれいに仕上がります。また組み合わせによって平ワッシャーの表現にも使えて重宝しています。
エンジン部分

今見ると、キャブカバーまでつけていました。
ワイヤーリングが材料不足だったのでしょうか随分いい加減なやり方でした。一部補修すればこのまま搭載できる見通しです。

72年まで空冷2気筒、73年後半に水冷を採用、デイスク
ブレーキも採用していましたが74年発表では、多分フォンタナ製のドラムブレーキに戻されています。
エンジンはキットの年式76年型とほぼ一緒で外観からは見分けが付きません。
排気管

金型打ち出しか、何かの計算誤りでしょうか、そのままでは収まりません。
お得意の炙り(この文言は禁句)暖めて修正を加えています。エンドピースは真鍮パイプに変更しています。
見せ場にはならない部分です。
キャスト製フレーム

72モデルの場合、タンクレールの折れ角度が異なります。とりあえず、プラロッドを使って一部分差し替えて修正しています。

プラ用のエッチングプライマーは皮膜が弱く工作途上でブチ柄になったりして困ります。金属用市販品で適当な商品があれば是非ご教示下さい。

写真下
フロントフォークと後輪スイングアーム、何れも磨きだしをした後、プライマー、クリヤー塗装をしています。
今回このままピカピカで組み上げてみましょう。
今年は応援している球団も何とか優勝の見通しで、心安らかに模型つくりに没頭できています。このペースで次回は完成編が掲載できそうです。実は今回のアエルマッキRR250は本命ではなく、もう1台イタリアン軽量級の図面を引いています。

アエルマッキ社がハレーダビッドソン社の傘下になったときの最初の社標
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