Modeling note          file 38
BMW RS500ef 1958年型に改修
 5月25日  まとめて2台改修作業に挑む 第3回
フレームの補強

後から手を付けた作品は古さが違う?そんな事ではなくプラ素材の劣化がやはり激しいですね。キットのステップホルダーなどは1・6mm径ロッド1本で設計されていますが、すでに亀裂が見えます。実車とは異なりますがチエンジ・ブレーキペタルの裏側で補強を入れています。また競技ナンバー吊り下げ用あらかじめフレームにラグを準備しておきます。基本的にフレーム形状に実車と若干の違いがありますが、今回は修復目的からあまり深く踏み込まないようにしています(本当はBMWについて知識不足であまり知らないのが本音です。)
タイヤの整形

前回掲載の1台でも同様の記述をしていますが、これは完全ソリッドタイヤの初期版です。勿論トレッドパターンは一緒なのですが掘り込みや表面の凹凸に大きな違いがあります。ドライヤーで温めて着脱しないとリムが壊れます。そういう事で表面をルーターで徹底的に削り落として、後を紙ヤスリ600番で仕上げています。一応タイヤブラックにマットブラックを足して塗装をかけています。
前後輪の組み付け

裏打ち補修まで施したリムは、別工作例と同様にキチンと収まったようです。
今回もスポークがついたままでリムに色補修をしています。スポークに塗料が残っていますので面倒ですが爪楊枝で丁寧に剥がしていきます。綿棒とシンナーでは手が滑ると悲惨な結果を招きかねません。
塗装後5時間以内であれば思ったより簡単に作業は進みます。さらにと思われる方は12時間経過後に歯ブラシと洗剤で洗い落とせばほぼ完ぺきです。
問題のラバーブーツ

ゴムの内側部分を良く見ると無塗装でした。軽く筆で被膜を塗っておけばもっと違った結果になっていたでしょう。今回は溶解しないプラ素材を介していますから安心です。
タイヤと全く同じ塗装をしたのですが、形状が異なるため、別の色合いに見えてラッキーでした。
前後フエンダー

8本のステーのうち5本の折損、1本の捻り満身創痍のフエンダーでしたが、幸いステーの形状が半丸だったことから補修部分もしっかり工作できました。仕上げ成形のあと再塗装しましたら、自分でもどこを修理したのか分からない(本当?いい加減に自慢するな)くらいなりました。こんな時は本当にうれしいですね。(初老のおっさんがこんなパーツを眺めてにやついている。気持ち悪いですね)
排気管

モデルマシンが黒色塗装だったのでそのとおりにしています。ところがこの排気管少し短くてテーパー部分の口径も小さ目です。
初版の頃のキット組立ですから余分な部品が入り込むことはないのですが・・・・・・
あるいはサイドカー用と共通させているのかよく分かりません。並べてみると違いは歴然としていますが、これはこれでと深く調べていません。
シート

前回の補修と同じく玉縁を引き回し、レザー部分の表面を慣らしています。




ゼッケンプレートと展示台(下写真2枚)

05mm厚プラ板と半丸ロッドの貼り合わせ、取り付けステーの形状は推定です。
展示台の塗装に自動車の補修カラーを吹き付けてみました。被膜が強く丈夫なのですが缶スプレーの要領を忘れて厚く塗ってしまいました。
リヤアームとサスペンション

補修塗装で上塗りをしただけです。
ここでまた不思議なことにリヤサスの外径サイズが明らかに小さいのです。
前述のように「まあいいでしょう」と簡単に解決しました。
エンジンの補修(1)

水洗いでむしろ補色しない方がよい部分も出てきました。クラッチワイヤー類の取り換えやOHVシャフトの交換をしました。
エンジンの補修(2)

キャブレターの塗装が8番銀一色で吹き付けてあったようです。キャブを取り外して(外す前に折れてしまいました)再塗装しまいました。ここでもパーツの違いを発見、エァフアンネルの形状が全く異なっています。
またインシュレーターバンドも付属しています。さらにエンジン前面クランクケースカバーの取り付けマイナスボルトがちゃんと彫り込まれています。金型が摩耗していなかった?。重箱の隅のような話を繰り返してもあまり意味もありません。面白いと思っているのは私だけです。
仮組み(1)

キットの基本系は何も変えていません。したがって仮組みなどの工程は不要でしょう。しかしスクラッチフレームでいつも微妙な狂いで泣かされている私にはどうも大事な作業になっています。癖になっていると言うか、ひとつの安堵感を得たいのかも知れません。ちょっと目障りですが排気管の吊り下げステーはアルミ板を使用しました。安心して位置決めができました。
仮組み(2)

角度を変えて撮影した写真です。Sさんの撮影指導のおかげで少しづつ撮り方が理解できてきました。
昼間、室内、照明なしの条件です。まるでモノクロ写真のようですがカラー撮影です。
2台のRS500

前回ご紹介した仮組み済のアールズタイプのRS500と途中から追加補修に加わった今回のテレスコタイプRSを並べてみました。お気付きと思いますがアールズタイプのフロントフエンダーはキットのパーツを前後反転して使っています。
ガソリンタンクが3個

左がアールズタイプ用、中央が今回のテレスコタイプ用、右が不要になったR69改に作っていた大型タンクです。いずれも形状が異なり、子持ライン、 タンクマークも全部変えてあります。折角の大型タンクは何れ機会を見て再度浅間レーサーにでもと思っていますが・・・・・・「
まだ材料あるの」計算すれば、もう1台半端キットがあるはずです。



次回は2台まとめて完成写真として最終回を予定しています。
修理工場ばかり続けていると製作意欲の減退につながりそうで気になります。
                        柴田一彌
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