Modeling Note  EX  File 40
  AlfaRomeo158 F1  1950年 DRUZSTVO PRAHAキット作品

今回の製作記事について
トップページでお伝えしたように9月中旬に昔の仲間と8日間のロングランで作品展を開催しました。夏頃から若干体調を崩していましたが日時、会場も決定しており無理を承知で開催を強行しました。しかし準備活動がやはり負担になり、とうとう開催期間中会場に常駐できない有様でした。作品展終了後も体調が回復しなくて病院通いが続いていました。模型つくりをやめて摂生した?その効果でしょうか、おかげさまで健康状態も資料整理や在庫の点検ができるようになりました。製作記事のなかでもお話ししていましたがとうとうプロターキットも底をつき今迄のように手当たり次第にキットをばらして工作、とてもそんな状況では無くなってきました。現在パーツ集めに手を尽くしています。
そんなことから、今回は自分でもびっくり四輪車それもF1に挑戦しました。
在庫キットの整理中、奥から出てきたのが箱が傷んだ未開封のアルファロメオ158です。メーカー名もスケールも不明確で、いつ購入したのかも覚えていません。東欧の製品だと思いますが「どうしてイタリア車を」・・・そんな事は考えないで、次の作品の準備ができるまでチョット作ってみるか。そんなところで箱を開けました。資料、知識、技術も不足ですから作り込みとか背伸びせずプラモは簡単が一番で工作を進めてみます。


箱を開けると分厚いビニール袋に・・・・

写真上
8ページに及ぶ取説とデカル
セロフアンの袋には風防と透明スポーク留めているホッチギスの針は真っ赤に錆びています。

最初に驚いたのはタイヤが無い?違う一体成型のタイヤ。超昔AMTのキットで見た事がります。久しぶりに昔のプラモデルキットに出会ったという何とも言えない郷愁感覚です。


部品の点検を

ランナーからパーツを取り外してみました。約40点と少ない部品点数です。個々の部品の出来は予想外に丁寧なもので良くできた1:72の飛行機キット以上かも知れません。簡易インジェクションと決めつけたのは早計でした。
むしろ面白半分とか気晴らしのつもりでは到底完成できない事も予想できます。
写真左上
見開き1ページ組立説明書もついています。


写真右上
ボデイのフォルムを把握するためともかく仮組みしてみました。



写真左横
フロント部分の拡大です。ノックピンまでついていますが、これが逆に合わなくなる原因になっています。日本メーカーの最近のキットはパチンパチンと嵌め込むだけ?そんな高精度な仕上がりを思うと苦笑しました。エンジン付きですからボンネットだけ開閉の状態に設定します。
車体後部

ボデイ外皮の厚さは別としてシルエットは好いようです。上下分割の具合で側面の接着面になる部分が外に向かって三角になっています。四輪の事は無知なのですが、158の写真を見るとこの部分は継ぎ目は無いようです。接着後に修正なら簡単ですが前後輪とコックピット、エンジンが付けられません。ヒコーキ製作のように予め外側をある程度仕上げて、内部を塗装してから外装を仕上げ塗装する手順が必要のようです。

そんな事分かり切った話なのでしょうが四輪はやはり難しいなと思いながら・・・・・今になって甘く取り組んだことを反省させられています。しかしもう後に戻れません。
ボデイ前部とボンネット

接着をしないでボデイカウルとボンネットを整形するのは大変な作業と、気を取り直し輪ゴムとセロテープを駆使して(写真では1ケ所だけ)何とか収まるようにしました。

ほんのちょっと希望らしきものが湧いてきました。
ボデイ後方部分

前部同様にずれが出ないように少しずつ整形を重ねて工作を続けました。
外皮の肉厚を見た目で05mmくらいまで切削仕上げが必要のようです。シート幅の関係でコックピット内の側面まで丸見えになります。したがって面取りだけでは不味いようで、緩やかに削り上げて仕上げる、そんな方法になりそうです。
ボデイ全体

殆どこのまま塗装ができるまで整形とペーパー掛けが終わりました。
このメーカーの金型が部分的にヒコーキのキットのようにシャープです。およそ1:24スケールと思われますが車軸周りなど少しダルな方がしっくりするかも知れません。

今回の製作は突然見つけた古いキットを昔の簡単プラモ感覚でと考えていたのですが
何か次第に「ああでもない、こうでもないと」
考え込んで工作をすることに抵抗したい。
要は割り切りをして一線を引きたい。・・・・・
多分後悔の念もあると思います。


一体成型のタイヤとホイル

多分、最新の1:24大型ヒコーキのタイヤのほうが精密かもしれません。実車では内側スチール、外側スポークになっているようです。ここでこのモデルの方向が決まります。
スポーク張りまで作り込んでもタイヤがプラでトレッドも見えないでは無意味かな・・・・・
全体のバランスが重要で、たとえ手を尽くしても簡易キットをここまで仕上げたくらいの満足感しか得られないかも。むしろ私自身の四輪の知識不足が原因で、あえてハードルを上げているのしょう。

キットのパーツで丁寧に工作をする結論にしました。
筋彫り

後輪タイヤはホイルから大きく膨らんだ形状で成型されています。私の技術では到底このまま塗り分けなど出来ません。昔教わった手法ですがタイヤとホイルの間の段差にカルクを使って筋彫りをしました。
溝部分は手塗りになるので互いの塗料の流れこみ防止のためです。
 11月1日 キットの銘柄が分かりました        第2回
旧キットに詳しいY君にたずねましたら、大昔メリットが発売したキットと同じの金型でメーカーはSMER。箱絵は違うけど中身は一緒だろうと教えてくれました。

SKIL6のマークだと思いますが、そんなキットを抱えて右往左往している自分が少し恥ずかしくなっています。
工作手順を間違えたかな?

四輪車のキット取組は随分前にFIAT500を製作して以来です。車体の内部を事前塗装をしました。簡易キットでも塗り残しの無いように・・・・絶対見えない部分だけ塗料をケチって素地のままにしています。

内部の色はカラー写真から想定しています。アルファレッドはイタリアンレッドより少し暗いイメージでしょうか。ボデイ外皮はもう少し考えてから塗装にかかります。
左写真 MPC製コルベットのカスタムホイルです。その他ジャンク箱から見つけ、また色気を出してキットの透明版ホイルの取り換えを試みましたがスポーク部分が小径過ぎてに駄目でした。むしろ修復に1日かかり無駄な作業に終わりました。

右写真 ラジエーターです。テストで塗装をしましたが意外にシャープな一面が見えてきました。
前後輪のアクスル部分。

リーフスプリングだけ黒半艶にしています。資料もほぼ無いに等しいので塗り分けなどしていません。また完成状態ではブレーキドラムだけしか見えません。アイアン一色でまとめました。(正しくは手抜き簡単塗装)

工作を進めながらこのキットは作り込むのではなくイメージが重要で「可愛い」「おや、アルファ158か」と評価?されたい。かなりいい加減なモチベーションに変ってきました。
直列8気筒のエンジン

唯一、手を加えた部品です。ボンネットが開閉するので、過給器の吸入ダクトと点火プラグのコード、配電板などを追加工作しました。

元々は16気筒3000ccのNAエンジンですがそれを半分にしてスパーチャージャーを付けて1500ccで210HP/8000rpmを絞り出した技術者たち、1949年に良くこんなエンジンが出来たのかと脱帽ものです。

一体成型のタイヤ

少し古い感じのタイヤ色で塗装してみました。はじめプラタイヤと思っていましたが、色を付けて驚きました。むしろ変なゴム製のものより表現力があると思います。

あえて拡大写真にしました。

少ない部品の塗装

タイヤ4個は気分よく塗りあげました。

シートは多分これくらいの色合いだろうと、レッドブラウンの上からセミマットをオーバースプレーしました。
内部完成90%

一応ここまで来ました。四輪になると全くビギナーで苦戦しています。閲覧されている皆さんから「何をやっているの、つまらない工作記事」とお叱りを承知しています。

やぱり四輪には手を出したらいけない。しかし途中で止める事も出来ません。早く作り上げて次回で完成写真をと思っています。
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