「連打について考えてみる3」連打しながらの移動。

今回は目標を決めてみましょう。
初級編の卒業課題みたいなものと思ってください。
今回は、理論的なことばかり書いてますので、じっくり読んでいってください(^^;)

目標はオート機能なし「正論(BA)」のA評価以上クリア。

まずは、基本的な8ビートパターン(この曲では4ビートになる)。
つまり、ハイハットで4分刻みながら、アクセントでスネアが2分おきに入るパターン。
チッタッチッタ・・・という基本フレーズ。
これをできるようになりましょう。
これが、まず前提。
この部分ができるようであれば、今回のテーマである、連打しながらの移動、の方法に移ります。

この曲で最もネックになる部分は、曲の節目節目に出てくるこのフィルかと思われます。

(ベーシックではバスは含まれなかったかも・・・)

かなり早い曲なので、初級レベルの段階では、かなり難しい箇所になっているのではないでしょうか。

リズムから考えていきましょう。
(スネアから、ロータムの最後まで)
「タ・タカタ・タカタカタカタカ」
(「・」の部分に「ン」を入れて考えてみるとリズムが読みやすいと思います。)

このリズムを頭に入れて、手順を考えていきましょう。

「右・右左右・右左右左右左右左」

当然ながら、左右交互になる手順。

とりあえず、移動を考えないで、このリズムを交互の手順で叩いてみましょう。
何か椅子に座った状態で、自分の太ももをスネアに見立てて、
このリズムで両手で叩いてみてください。
ある程度正確なリズムでできるようになるまで続けます。

最も手軽にできる練習法です。
人のプレイ中に手だけシャドウするより、ずっといい練習効果が得られると思います。

最初のタ・タカタ(右・右左右)の部分。
1個抜けるだけで、戸惑ってしまう方も少なくないようですが
ここで力んではいけません。
右が、常に4分で叩いている状態、タカタのカの部分で、左手をそっと置くように入れる感じでやると上手くいきます。
こういった「抜け」のあるパターンは、またそのうち詳しく解説します。


リズムが叩けるようになれば、後は「移動」です。

問題の部分、4・2・2のパターン。
移動のパターンとしては、こういったパターンが割と基本になります。

「移動」は
平行の移動ではなく、上下の動きを重要視してください。
移動だからといって、スティックを横に滑らせても絶対に失敗します。
譜面ばかり見るのに集中しすぎると、意識が「横移動」という方向に向かってしまい上手くいきません。

移動のない連打の時は、スティックは垂直の動きをします。
これが、スネア4つ「右左右左」までの運動です。
ここは、前回までの連打の基本ができていればすんなりいけるはずです。

移動のある時は、スティックは上向き放物線の動きをします。
3つ目のスネアを右で叩いた後、左手が4つ目のスネアを叩いたる時、
右のスティックのチップは、スネアとハイタムの間を結ぶ放物線の頂点にきます。
そのまま、右のスティックがハイタムの1発目を叩いた瞬間、
左のスティックの先のチップは、同じようにスネアとハイタムを結ぶ放物線の頂点をとります。


なにやら、数学の2次関数の問題に出てきそうですが(笑)
理論的に説明するとこういうことになります。

つまり、普通の連打では、叩いた後の反動になんの働きかけを行わずに、そのまま振り下ろすのに対し、
移動のさいは、反動で跳ね返ってきたスティックを腕と手首の動きで、放物線を描くように変化させるわけです。


では、さっきの太ももでやる練習の応用です。

こんどは両方の太ももを使って、左太ももをスネア、右太ももをハイタムに見立てて、SN4・HT4のパターンをやってみましょう。
最初はゆっくりと、動きを確かめるように、
序々にスピードを上げて。
スピードが上がると、手の動きが速くなると同時に、描く放物線の大きさも、小さいものになってきます。

うまくいくようになったら、実際に曲をプレイして実践していってみてください。

このパターンでは、4・2・2・とあるので、
放物線を描いてハイタムを叩いた後、そのまま次の放物線を描きます。
さらに最後はシンバルの決めがあるので、ロータムを叩いた後、さらにそのまま3つ目の放物線を描きます。

ここで右利きの方に注意しておきたいのは、
左手をロータムまでもっていくことに抵抗を感じて、最後のロータム2発目を叩き損ねる場合があります。
最後のロータムは、意識的に「ここは左で叩く」という気持ちを高めて正確に叩ききりましょう。
繰り返すことで、次第に、この左手を右側に持っていくことへの抵抗はなくなってくると思います。


また、しつこいようですが、
「力まずに、必ず上からスティックの先がパッドの真ん中に当たるように叩く」
というストロークの基本を忘れないでください。
この基本ができていないと、絶対成功しません。

このフィルのフレーズが確実にできるようになってくれば、今後の攻略がかなり躍進していくはずです。
頑張ってA評価・S評価、そしてフルコンボを目指していってください。

 注)ここの譜面は、HATATIさんのサイト一切皆空の譜面を、HATATIさんの許可を得て使わせていただいております。
  故に、無断転載は禁止です。転載する場合は、HATATIさん許可を取ってください。


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