譜面の見方を考えてみる3・手順と考え方を覚えよう

さて、今回は、ちょっと手順というものを考えていきましょう。

その前に、手順とは何か?についてお話いたします。

ここでいう手順とは、
「連続して譜面を処理する(パッドを叩く)際、どちらの手から入って、どういう手順で叩くのか。」
の「手順」を指します。
つまり、右と左を、どういう順番で使うのか、ということ。
右左右・・・と叩くのか、左右左と叩くのか・・・こういったことを考えていくのが、今回の課題です。

手順を考える際、重要になってくるのが「シングルストローク」で交互に叩ききるか、「ダブルストローク」を使ったほうがいいのか。ということです。

いきなり難しい言葉が出てきましたが、簡単に言うと「シングルストローク」が「一つ打ち」で「ダブルストローク」が「二つ打ち」です。
これについては、また後々詳しくご説明いたしますので、とりあえずここでは
左右交互に叩けるのか(=シングルストローク)、片手で2回連続叩く(=ダブルストローク)必要があるところをがあるかどうか。
という認識で結構です。

例えば下の譜面をご覧下さい

これはとある曲の譜面の一部です。

この譜面のハイタム⇒ハイタム⇒ロータムとなっている部分。
貴方なら、ここをどう叩きますか?

以下の3つの手順をもとにちょっと考えてみましょう。

1、右・右・右
2、左・左・右
3、右・左・右

初心者がやってしまいがちな叩き方が1の叩き方です。

これは、まだパッドの配置を把握したばかりで、「手順」という点にまだ考えが間に合わないため、
左側のパッド(ハイハットとスネア)は左手で、右側のパッド(タム・シンバル)は右手で、とゾーンで両手の役割分担をしてしまっている故に、こういう叩き方になってしまいます。

これでは、叩き方に限界があります。

パッドの配置が掴めるようになってきたら、出来る限り、このゾーンで役割分担する叩き方は止めて、極力全てのパッドをどちらの手でもカバーできるようになる訓練をはじめましょう。
そして、これから勉強する、「手順」というものを次第に意識していってみましょう。

基本的に、こういった16分の連打を、片手で3つ以上連続して叩くのはNGだと思ってください。
実際には、片手で3発カバーしなければいけない場面も後々出てくるのですが、まずは、こういった簡単な連打を片手で叩くのは2発まで、できれば両手交互に叩けるように心がけていきましょう。

さて、手順という考え方で、2、と、3、について考えていきたいと思います。

まず、先に2から見ていきます。
この叩き方では、ハイタムを左手で2発叩いて、その後のロータムを右でカバーしています。
こういったふうに、片手で2発叩く叩き方を、よくダブルストローク(2つうち)という言い方をします。
このダブルストロークに関しては、ここでは詳しく解説いたしませんが、こういった叩き方もひとつの手順の考え方としてあるのだ、ということを、頭に入れて置いてください。

3の叩き方ですが、
ハイタム右・ハイタム右・ロータム左と、バランスよく両手が交互に使われているのが分かると思います。
このように、それぞれの手で一つずつ交互に叩く叩き方を、よくシングルストローク(ひとつ打ち)という言い方をします。これも、ここでは詳しく解説いたしません。言葉だけ覚えて置いてください。

さらに、この手順の良いところは、ハイタムからロータムへの移動がスムースにできる所にあります。
同じ交互叩きでも、逆の場合ではどうでしょう?
左・右・左
で考えてみてください。
ハイタムを右手で打った後、すぐにその右隣のロータムを左手でカバーしなくてはいけません。
これでは、両手が交差してしまい、ハイタムからロータムへの移動がスムースにいかないばかりか、手がこんがらがってしまいます。

将来的に、こういった叩き方も身につけていく必要が出てくるのですが、
今の段階では、どうすれば、楽に叩けるか、というのを優先的に考えていってください。

今回のケースでは、この「右・左・右」と左右交互に叩く叩き方が、一番単純で、かつ楽に叩けると思います。

手順がわかったら、あとは実際にそれを実践して練習していくことです。

いろんなパターンの手順をマスターしていくことで、他の様々な場面でそれが応用できるようになってきます。

例えば、今のHT(ハイタム)・HT・LT(ロータム)のパターンをマスターすれば、

↑のHT・HT・LT・LTのようなパターンも、どのような手順になるかは、おのずと想像がつくはずです

ひとつの手順をマスターすることが、全体的な実力の向上につながるわけです。

「手順」の考え方が分かったら、次はさっそく、ひとつの曲の譜面の手順を研究していってみましょう。


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